December 30, 2008

そして今年の最後も週末テニス

今年最後の週末テニスは、晦日の30日。土曜、いつものオムニコートが使えず、幸いいつも日曜に使っているハードコートの方でなんとかなったが、そこも日曜から冬休み。晦日の今日は、その振替わりでオムニコートと言うわけです。

おかげでいつもの半額の平日料金は、えらい得した気分。晦日が平日とは実に良心的なテニスコートであります。

面子は、今年最後にふさわしくY木さん、O谷さん、T橋さんのスーパーレギュラーメンバー。そして結果は、6-4、2-6、6-1の2勝1敗。Y木さん一人3連敗でお仕舞い。もちろんこの中身は、レギュラーメンバーにふさわしく、深くて濃いい。

詳細は割愛させていただくとして、なぜY木さんが3連敗を喫したのか。それは先週のOB戦のKAIの敗因と、一緒。有終の美を願う3人と違って、Y木さんにその拘りがなかった。条件がほぼ同じところでの戦いの雌雄を決するのは、かようにほんの小さなことにすぎないのが、真実。

ビジネスもまったく同じ。ようやく同じ条件の土俵に、世の中、のってきた。さすればやるべきことの結論は、一つ。いかに勝ちを取るか。この決断以外にはないと言うことは、明らかです。

果たして迷いは無いといえるのかどうか。

じたばたしてもはじまりません。年が明けて、おのずとこの答えは、見えるはずです。

みなさま、良い年をお迎えください。 KAI

おっといけない、土曜の戦績を記すのを失念。6-1、2-6、0-6、1-6、4-0と驚異的にゲームをこなすも、ネモトくんの全勝にてお仕舞い。また来年もよろしく!

December 23, 2008

週末テニスの後がなぜか不調

いつもの週末テニスの、翌々日。天皇誕生日は、大学OBの関東地区大会に参戦。昭和の森のインドア2面を使って、午前11時から夕方5時まで6時間。6戦して1勝5敗。

なぜか寝付かれなくて二度寝したら頭が痛い。あんまし調子がよくないなと思いながら、朝9時に家を出て会社でヤボ用を済ませたのち、首都高、中央高速で八王子まであっと言う間。ナビコの指示に従い一本道を走って、ゲーム開始はるか1時間前10時過ぎに現地到着。

近所のコンビニを探してたどり着いたデパ地下で、昼飯用のおにぎりとお〜いお茶を調達。このおにぎりが、いつも食べているおにぎりに較べて100倍まずかったのが、ひょっとして今回の敗因かも^^;。

しかもこのインドアは、カーペットコート。カーペットコートの欠点は、シューズが滑らないこと。これに慣れるまで普通のテニスができないのに、このカーペットコートでテニスをするのは20年ぶり。これに対して本日参加の面々はKAI以外全員、ここで半年前にあった大会に出て、みなさんすっかり慣れてコートになじんでいる。これも間違いなく敗因の一つ。

と負けた理由を探したくなるぐらい、5敗を喫した理由がまるでわからない。

5-1、4-1とリードしながら、5-6、4-6となぜかことごとく逆転されてしまい、4連敗。そのあとやっと1勝したけれど、4時半から始まったラストゲーム。4-5となって引き分けに持ち込めるラストチャンスのサービスゲーム。悔しいかなデュースまでいったあと相方のダブルフォールト2回でジエンド。

ダブルスは、シングルスと違ってチームプレイ。

自分の調子がよくても、ペアの調子が悪いときは、いくらじたばたしても勝てない。しかしそうかそう言うことかと、そのまままるで納得するわけにはいかない。相方のダブルフォールトで負けたわけではないことは、明らか。

今回は明らかに、気の注入が足りなかった。ただ単に年末の運動不足解消モードであったことを、おおいに反省。つまり勝敗への拘りが見事に失せていたことが、真の敗因であったようです。

備忘に、週末テニスの結果だけ書いておきます。土曜、6-2、4-6、1-6、1-3とネモトくんの全勝。日曜、6-4、6-3、3-6、0-2。

執念こそ、すべて。肝に銘じます。 KAI

December 20, 2008

ビッグ3を救うべきか、見捨てるべきか(2)

前回書いたとおりの展開です。

つまりは、「破綻させる」ように救う。これがポイントです。
ビッグ3を救うべきか、見捨てるべきか

年明け早々に追加融資の要請が出るのは目に見えています。それはこれだけの急激な販売不振から来る流入するキャッシュの激減には手の打ちようがないからです。

これに大統領就任直後のオバマがどう応えるか。世論は追加融資反対が70%。当然破綻処理しか手はありません。しかし富士のすそ野のように拡がる関連産業の雇用に与える影響は甚大です。一筋縄ではいかない。

破綻させた上で2社を合併させ再生させる。これを関連産業に拡げて適用する。これしかありません。就任早々、オバマ政権の手腕が試されることになります。

しかし考えてみればなぜこのような事態になってしまったのか。もちろん巷で解説されているお話しは承知の助。

そうではない理由があります。それは、車と言うシステムの付加価値の喪失です。

この付加価値とは簡単に言えば「移動」です。これがインターネット上のブラウザと言う「デジタルモービル」によって置き換えられてしまったのです。いまや車を使って「移動」する必然性はありません。ビジネスだけでなく日常生活全般にわたって、車の持つ「移動」と言う付加価値は必要なくなって、替わりにインターネットで用が足りるようになってしまった。

もちろん「移動」以外の付加価値は残ってはいるけれど、これらの付加価値が車である必然性はない。そう言うことです。次回破綻処理に入ったところで続きを書きます。 KAI

December 19, 2008

グリーのビジネスモデル

グリーが上場して、時価総額でミクシィを抜いたとのこと。

まことにおめでたい。これこそ、コンテンツではなく、アプリケーションの勝利の証だと、KAIは強く思います。

SNSのビジネスモデルについては、過去何度かここで議論してきましたが、世の中の方々の関心は、この議論とは関係なく、CGMやUCCといわれる世界におけるメディアあるいはコンテンツの「質」の問題一点張りであったし、今もこの流れに変わりはありません。

しかし、ことの本質は、「コンテンツ」ではなく「アプリケーション」にあります。

これを証明したのが、今回のグリー上場における時価総額といえます。

 収入源は広告と個人に対するデジタルアイテム販売の2本立てで、直近の四半期(7〜9月)の内訳は広告と課金が3:7です。広告とユーザー課金の両方に力を入れているのですが、直近ではユーザー課金のほうが伸びているというだけです。
上場したグリー社長に訊く、売上高9倍成長の秘密

この田中社長の説明の中に、この答えがあると言うことです。

それは、収益の柱が広告ではなくデジタルアイテム販売、すなわち「アプリケーション」と言う「機能単価」商品の販売となっていることです。

ではこれがなぜ実現したか。丁度のタイミングで池田信夫blogに好著が紹介されている。

The Venturesome Economy: How Innovation Sustains Prosperity in a More Connected World(Princeton Univ Pr、Amar Bhide(著)、2008/10/5)

製品開発には多くの補完的な要因がからむので、全体の効率を決めるのはボトルネックになっている要因だ。本書によれば、多くの場合にボトルネックになっているのは、技術ではなくマネジメントである。凡庸な技術が優秀なビジネスモデルによって成功するケースはあるが、その逆はない。マネジメントの優秀さは、経営者がテッキーであることと関係ない。重要なのは、経営者が技術の生産者ではなく消費者としてすぐれたサービスを実現することだ。これを著者はventuresome consumptionとよぶ。
イノベーションは技術革新ではない


すなわちグリーにおいて、技術の田中社長ではなく、マネージメントの山岸くんの存在を無視するわけにはいかないと言うことです。彼は元CNETの編集長。彼が、KAIの言うネットビジネスにおける「アプリケーション」や「機能単価」の概念とこの重要性を理解していなければ、グリーのこのサービスは絶対に実現していません。

そしてこのSNSとゲームが渾然一体となって機能する世界は、実はあの幻と化したセカンドライフ以上に、セカンドライフを実現する可能性を秘めているのです。

ぜひとも多国語化して、世界展開してもらいたいものです。また一つ楽しみがふえました。 KAI

December 17, 2008

クラウドコンピューティングは儲からない?

CNETに掲載されたレポートに拠れば、クラウドコンピューティング基盤提供企業が得る利益は僅かであると言う。

 クラウドコンピューティングがITの世界を支配することはないだろうが、ソフトウェアベンダーは大騒ぎすることになるだろう。GoogleとAmazonはクラウドコンピューティングの勝者になるだろうが、得られるものは比較的わずかである。また、コンシューマーと企業顧客の両方に向けて、クラウドデベロッパースタックを提供するという競争がある。
グーグルやアマゾンがクラウドから得るメリット--アナリスト分析に見る利益性

この結論は、一面だけを見れば間違ってはいないけれど、まったく的外れな結論となっています。それはクラウド「基盤」事業の目的を勘違いしているからですが、検索事業において「検索」そのものが有償でないのと同じように、「基盤」そのものから収益をあげることは目的でもなんでもないと言うことです。

すなわちそれは、「基盤」とはあくまでクラウドコンピューティング社会のインフラ事業であり、その収益は、インフラ上に構築される「アプリケーション」そのもの、あるいはアプリケーションにより実現される「サービス」そのもの、これらいずれかによってもたらされるものと考えているからです。

そしてこの「アプリケーション」が、「ツール」ではなく「システム」であることに注意する必要があります。収益を上げられるのは「アプリケーションシステム」と言うことです。逆に、「ツール」はネット上では無料が当たり前。「ツール」そのもので収益を上げることはできないのです。

これを、このレポートは理解していません。

確かにSaaSは、人事管理や顧客関係管理(CRM)ソフトウェアで採用が進んでいるが、ドキュメント管理をオンライン化している企業は全体の10%にすぎない。大半の企業は「Microsoft Office Word」や「Microsoft Office Excel」の方を好むとLindsay氏は指摘している。そうした状況は変わるだろうか。少しは変わるだろう。Lindsay氏は「Microsoft Office」は今後も市場での優勢を維持すると予測している。Officeが今後も支配的な地位を保つとする理由が興味深い。Lindsay氏は次のように述べている。

この理由がオフからオンへの変換精度と言うのも、まったくの的外れな指摘です。

「ツール」であるオフィス製品にクラウド化される必然性は、上記通りにもとより残念ながらありません。たまたま、「ツール」をポータルにして広告モデルで稼ぐことに成功する企業、すなわちエクセル、ワードの画面を開くたびに広告が出てくることで成り立つビジネスが、今後出てきてうまく行く可能性は、もちろんあります。

しかしそれは、クラウドの「アプリケーション」としてではなく、クラウド上で実現する「サービス」による収益で成立する、広告モデルビジネスに他なりません。そしてもしこのビジネスが成功した暁には、マイクロソフトのオフィス事業部は間違いなく消滅します。

かように、クラウドコンピューティングの威力は、遥かに強大です。

世の中のありとあらゆるサービスが、クラウドの中の「アプリケーション」でカバーされる時代が来るのは、間違いありません。これに、「アプリケーション」としてかかわるのか、「サービス」としてかかわるのか、企業の命運がこれにかかっていることに気づいた経営者だけが、生き残ることができるのです。 KAI

December 14, 2008

週末テニスは砧公園一人占め

久しぶりに気分の良い週末テニス。

土曜、久しぶりのネモトくんが参加。これが大接戦になって2セットだけで時間オーバー。結果は6-3、7-6と2連勝。この2セット目のタイブレークは、ネモトくん相手の勝利だけに価値がある。こう言うスリリングなゲームが一番面白いし、大満足。

日曜、一転朝から雨。しかし間違いなくできる。

ここでぬかりがあった。O谷さんに先に連絡するべきでした。つまり雨天決行の連絡です。この連絡がなかったために、11時20分にやるといわれても、だった。オムニコートに切り替える方法が有効であることはわかっていると思ったけれど、悔いても致し方ありません。

そのまま、雨の中の砧公園一周。公園に入るなり、紅葉(モミジ)の文字通りの真っ赤な「紅葉」。雨の中でもどきっとするくらいの、紅(くれない)。これで一挙に気分が変わった。

おまけに公園を一周して、初めて誰にも抜かれなかった。と言うか、雨の中の公園のサイクリングコースに、人っ子一人いない。こんなことは初めてのこと。人に追い越されたからといって別になんてことないようなことだけれど、まことに誰にも追い越されないのは気持ちが良い。

俄然気分を良くして、アンジェロへ。しかし悔しいけどすでに小降りになって・・・。生ビールですべて忘れて、乾杯! KAI

December 13, 2008

ビッグ3を救うべきか、見捨てるべきか

共和党政権は、救うしか手がありません。

ビッグ3問題の本質は、マクロでは見捨てるべきであり、ミクロでは救うべきだと言うことです。

いまブッシュ政権がマクロに立てば、その果実を受けるのはオバマ。世間は見捨てたブッシュを非難し、再生させたオバマを評価する。もしミクロを取れば、今度はオバマが追加救済にまわり、その結果としての破綻は、間違いなくオバマの失点になります。

つまりは、「破綻させる」ように救う。これがポイントです。

ひるがえって、日本の救済は?

日本の救済すべきは、中小零細企業と、その労働者たちです。

この問題は、麻生政権がどうなるか以上に難題です。この麻生政権、識者といわれる方々は麻生政権を目一杯見縊っていますが、首相の権限とはそう軽々しいものではありません。就任直後の解散が消えた今、任期満了直前の解散総選挙こそ、唯一残された道です。

この理由は、簡単。

これはどれだけ秘密を守れるかにかかっていますが、選挙を1ヶ月早めるだけで、主導権を取れるからです。当然任期切れ1ヶ月前を照準にして、スキャンダルを含めたすべての問題が露出するよう、コントロール可能だからです。もちろんそれまで持つかどうかですが、これから起こるGMの破綻をはじめとした出来事に、世間はすっかりその気がなくなります。

閑話休題。

ビッグ3問題に匹敵する日本の経済問題が、中小零細企業の救済であることに、議論の余地はありません。ただ中小零細と一口でいっても、それは千差万別、多種多様。

この中で救済すべきは、これもまた明白。

申し訳ないけれど既存ビジネスではなく、すべて「ベンチャー」。この「ベンチャー」に1兆円の返済不要の資金を出す。もちろん資本金ですが。考えてください。この効果は絶大です。「ベンチャー」にとってのもっかの悩みは売上。これが当面、この資本金で回避できる。その結果、従業員も救われ、これらの会社の技術も救われる。

最終的にこれがものになれば、ベンチャーキャピタルと同じ効果であり、万が一無駄金に終わったとしても、非効率な既存ビジネスに金を流さないことで、これらビジネスの温存を回避できます。

いま求められているのは、理論理屈ではなく、まさに斬新なアイデアです。

すなわちこれはまさにWeb2.0企業の出番ではありませんか。 KAI

December 07, 2008

進化速過ぎ週末テニス

先週、フレッシュイトウくんの進化に期待すると書いたら、イトウくんではなくなんとO谷さんとY木さんが一挙に進化。

今週も、ネモトくんはトーナメントに勝ち残って参加不能、代わりにイトウくんにお願いして、先週とまったく同じ面子。

先に結果を書いておくと、土曜、5-7、3-6、0-5、日曜、6-2、1-6、6-4。そうです土曜3連敗。

この原因が面白い。イトウくんの弱点を、O谷さんとY木さん、先週1回やっただけで見事にクリア。まるでテレビゲームのような感覚で、ポイントを上げてくる。この進化のプロセスがめちゃくちゃ、面白い。これはぜひいつか整理したいテーマですけど。

そして、イトウくんの弱点は二つ。一つが背が低いから、簡単に上を抜かれる。もちろん甘いロブは確実にカバーできるけれど、もう一つの弱点でこれが致命傷。KAIもボランティアですが一時やったことがあるのでよくわかるのですが、レッスンコーチのクセで、決めるテニスができない。

もちろん気心がしれたなかになればそんなことまるで心配要らないのですが、まだ2回目のイトウくん。失礼の無いようについつい、つないでしまう。

んなことじゃ、勝てね(怒^^;)。

前にいるイトウくんが決めてくれないので、サービスがキープできない。この結果が第1セットの5-7。5-3とあと1ゲームで勝てたのに4ゲーム連取されて、負け。

よくあること。

窮鼠猫をかむとはよくいったもので、あと1ゲームと言うところで、常にドラマは起こる。

負けてるほうは、ここで開き直れるし、勝ってるほうは、ついつい守りに入る。

人間、開き直ることが肝要。開き直ることで、本来の力を取り戻すことができる。そしてこの本来の力とは、相手がよく見えると言うこと。相手が守りに入っていることが分かれば、こんな楽なことはない。なにせ、攻められる危険性ゼロですから。

プロであるイトウくん。まだまだ修行が足りん。足りんけど、これ以上プロである君に言うわけにはいかない。いろいろ不満の残る週末テニス、課題は尽きません。 KAI

December 06, 2008

検索1番

「通販○フト AS○}で検索すると、Google、YAHOOとも堂々の一位。ありがたい限りです。

これはSEOとかSEMとかいった対策なんてものとは、まるで無縁の話。すべて、2004年からこつこつと書いてきてまもなく1000エントリーになる、このブログのおかげです。

テニスとテニスとテニスのことしか書いてないと周りからいわれるこのブログですが、書きたいことは山ほどあるのに、なかなか文章の形まで昇華できません。

しかしつくづく思うのは、ひとたびここで言葉にすると、これが毎日何十件の検索キーワードにひっかかり、読者の輪が拡がっていく。こんなことは、過去まったく想像だにしなかった世界であります。そして、この蓄積。検索可能な形で何年もの間の文章が蓄積されていくことの意味です。サーバーさえ維持し続ければ、十年でも二十年でも残っていく。

これらがいかに重大で奥深い意味を持っていることか。ソフトウェアという「言葉」の世界で長く生きてきたKAIにとって、これは何ものにも代え難い宝物でもあります。

このブログも、まもなくリニューアル。乞うご期待。 KAI

December 03, 2008

今日のひとこと(7)

男ってバカだね〜