日曜夕方、なにげなく見ていた料理番組であります。スポンサーは家電メーカー。
GOPAN(ゴパン)で、パンを美味しく。
な、なんと、材料に、ショートニングがあるではありませんか!
しらなかった!
目を疑って、あらためてネットで、GOPANとショートニングで検索すると、どこでも標準の材料として出てくるのであります。
もしかして、と思ってグーグルで検索すると、なんと食パンの材料はショートニングだったのであります。
マーガリンとショートニングは健康の大敵
気になる記述であります。ためしに「ショートニング」でググってみたら、こんなことが書いてある。
ショートニング (shortening) は、主として植物油を原料とした、常温で半固形状(クリーム状)の、食用油脂である。マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にしたものと考えてよい。パンや焼き菓子の製造などにバターやラードの代用として利用される。無味無臭で、製菓に使用すると、さっくりと焼き上がる。揚げ油に使用すると、衣がパリッと仕上がる。この様に「さっくり」や「パリッ」という食感を表す意味での英語形容詞“short”が語源である。
(ショートニング、Wikipedia)
さらに、「人体への影響」と言うことでこんなことまで。
水素添加の処理時に脂肪酸が一部トランス化し、トランス脂肪酸が生成される。このトランス脂肪酸が心臓疾患・アレルギーを中心とする様々な健康被害を引き起こす可能性が指摘されている。詳しくはトランス脂肪酸を参照のこと。
アメリカそしてヨーロッパの大半の国が食品での使用に規制が設けられているが、日本においては食品に用いるにあたり法的規制が無い。
ほんと大丈夫かいなと、さらに調べると・・・
*欧米では、マーガリンを食べる=穏やかな自殺、とまで言われ規制されている
世間には知らされていない恐ろしい事実がもうひとつある。それは悪魔のオイル、ショートニングとマーガリンの正体である。これはラードの変わりに使われる常温で固形のオイルだが、これはトランス型という立体構造を持つ自然界に存在しない異常な油で、クッキーやパン、多くの菓子類のほとんどに原材料として使われています。このショートニングやマーガリンに含まれるトランス型脂肪酸は大腸炎やクローン病、その他まだ知られていない様々な疾患、各種アレルギーの元凶となることがわかっており、日本以外では禁止または制限されています。
分子構造がプラスティックと同じで常温で解けないことから、欧米では「プラスティックオイル」と呼ばれ敬遠されています。
(悪魔のオイル 「ショートニング」)
もちろん、日本マーガリン工業会のホームページには、こんなこと一言も書いてない。
現在の「ショートニング」という名称は、パン、ビスケットなどの原料として使用した場合、その口あたりをよくし、もろさを与えるという意味の英語(shorten)からきています。
ショートニングには味がないためそのまま食べることはなく、その食品のおいしいさを引き出すための欠かせない存在として、焼き菓子やパンに練りこんで使われるのはもちろん、意外と知られていないアイスクリームやフライ用としての用途があります。常温における伸びのよさ、生地への混ざりやすさなどに優れていて、名前の意味のようにクッキーやビスケットなどはサクサク、ポロポロとした軽い食感を出すことができるため、お菓子作りには欠かせないものとなっています。
◆ ショートケーキの名前は? ◆
ショートケーキには、ショートニングを入れて焼いたケーキという意味があるそうです。ショートケーキの発祥はアメリカ。私たちの知っている柔らかで繊細なショートケーキとは違い、元祖ショートケーキは、なんとサクサク、ポロポロのビスケット生地に生クリームと苺を挟んで層状にしたケーキ(?)だったとか。その後、日本にやって来たショートケーキはビスケットを柔らかいスポンジケーキにアレンジされ、今の姿になったのだとか。あなたならサクサクとふわふわのショートケーキ、どっちがお好み?
(ショートニングとラードの基礎知識 - 日本マーガリン工業会)
こんな名前の由来をきいてしまったら、目の前のクリスマスケーキに手がつけられないではありませんか。
(食を信じる力−−食とは何か?)
つくづく、日本って、どうしてこうなんだろうと、思うわけであります。
「食」をとおして人々に幸せを届けようとする人間が、ほんの少しでも「幸せ」に怪訝があるとき、なんでストップしないのか。
赤ちゃんに毒を飲ませると、同じではないのか。
なぜこう言う感覚が持てないのか。
KAIは、ほんとに腹立たしく、まったくもって許しがたいと思うのであります。
これこそ、この本質が「正統性」問題にあるのでありますが、ひとまず、全国のお母さん、いますぐパン食をおやめなさい。 KAI
(追記1)こんなページもありました。子どもが食べているもの、ほとんどが「汚染」されているようであります。嘆息。
3月8日 19時0分
とりすぎると心筋梗塞などのリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」について、食品安全委員会は、安全性を検討した結果、「通常の食生活では健康への影響は小さい」とする見解をまとめました。「トランス脂肪酸」は、マーガリンや洋菓子で使うショートニングという油に比較的多い脂肪分で、WHO=世界保健機関は、とりすぎると動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めるとして摂取量を食事でとるエネルギーの1%未満に抑えるべきだとしています。
食品安全委員会は、日本人の食生活を基にトランス脂肪酸の安全性を2年近くにわたって検討し、8日、見解をまとめました。
この中で、摂取カロリーに占めるトランス脂肪酸の割合は日本人の平均で0.31%にとどまり、洋菓子や油分の多い食品を頻繁に食べる人を除くと、高い人でも0.61%から1%だったとして「通常の食生活では健康への影響は小さい」と結論づけています。
ただ、10代後半の女性や20代の男女では、ほかの年代より高くなる傾向があったということで、「油分が多い食事に偏っている人は注意が必要だ」としています。
また、一部のマーガリンにはトランス脂肪酸の割合が10%を超えるものがあったとして、食品メーカーに改善を求めています。
トランス脂肪酸を巡っては、去年、消費者庁がほかの栄養成分と並べて表示するよう求める指針をまとめています。
(トランス脂肪酸“影響小さい”)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120308/t10013585221000.html
そこまで怒るほどのことではないです。
トランス脂肪酸が問題になるほど油脂を摂取してたら、
生活習慣病まっしぐらです。
あと、「プラスチックに似た分子構造」という表現はいい加減にもほどがあります。
もっとも、パン食に関しては糖質の吸収が速過ぎることのほうが問題ではと。
Posted by: ふるっち : March 9, 2012 12:01 AMおっしゃる通り、「偏り」が問題だと思います。
あらゆる食品に色んなリスクがあって、我々は色々な物を摂取することでそのリスクを最小化しているのだと思います。
(毒性が発現するような閾値を越えないようにしている)
あんまり気にし過ぎると、以前のがん検診のエントリーみたいにそれはそれで寿命を縮めそうです。