「戦争」や「大地震」の気配を感じると思ったら、地球の反対側では火山噴火が始まった。
【サンパウロ時事】中米グアテマラの首都グアテマラ市の南方40キロにあるパカヤ火山(標高2552メートル)で27日、大規模な噴火が起き、28日も活発な火山活動が続いている。現地からの報道では、取材中だった地元テレビ局の記者を含む2人がこれまでに死亡し、1900人以上が避難。市民生活に深刻な影響が出ている。
グアテマラ市では、滑走路に降り積もった火山灰のため、国際空港が離着陸を中止した。政府は被害が懸念される周辺地域に非常事態宣言を発令し、警戒を強めている。
また、南米エクアドルでも28日、首都キト南東135キロにあるトゥングラウア火山(同5023メートル)が噴火し、大量の火山灰や溶岩が噴出した。同国最大の都市グアヤキルの国際空港が閉鎖されたほか、ロイター通信によれば、噴煙は一時上空10キロにまで達し、一部の航空便が迂回(うかい)を余儀なくされた。ただ、地元の火山研究所によると、噴火活動は小康状態に向かっているという。
(中南米で火山噴火相次ぐ=非常事態、空港閉鎖も)
この意味するところは、この火山噴火の原因が原油流出事故であると言うのではありません。そうではなく、火山噴火と原油流出事故をめぐる周辺国住民の混乱との関係であります。
そうです、先月ヨーロッパ全域の空港を麻痺状態に陥れたアイスランドの火山噴火と、一連のユーロ経済圏の混乱と言う、文字通り暗雲垂れ込める事態との関係と非常によく似ているのであります。
それは、その地域全体が持つ大きな気の流れ、いわゆるKAIの言う「大気」でありますが、これが大きく不安定になっていると言うのがこの二つの地域なのであります。「大気」は、人一人一人の「気分」に繋がり、もちろん自然現象とも一体となって深く繋がっている。
ですから、原油流出事故による壊滅的環境破壊の恐怖も、国家財政破綻とその連鎖の恐怖も、これらは間違いなく火山噴火と繋がって、その「大気」のバランスを維持しようとしているのではないかと、KAIは考えるのであります。
ひるがえって、日本。「怒」「怒」「怒」と「怒」の文字が氾濫し、この先日本はどうなるんでしょうと言う恐怖は、あるにはある。しかしこれは、長年患ってきた「背理」の「病」でもある。ウチダ先生が言うようにすでに「伝統芸能」化し、富士山を噴火させるほどのエネルギーはないのであります。
そこで辺りをあらためて見渡すと、とてつもない恐怖のエネルギーの塊が、東アジアにもあるではありませんか。
北朝鮮の、虐げられた国民の、そろそろ極限まで来た飢餓の恐怖のことであります。
北朝鮮はなぜ韓国軍艦沈没事件を起こしたのか。そしてこの事件に相前後して、デノミ失敗の見せしめに責任者が処刑されたこと。すべては国民を、飢餓の恐怖から目をそらすためであることは明らかなのであります。
しかし、これもすでに限界なのであります。
これが、軍部によるクーデターとなるかどうか。はたまた、(日本の)「大地震」となってバランスをとるのかどうか。まもなく「大気」は踊り始めるのであります。 KAI
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Posted by: whtbig : February 28, 2011 10:27 PM