全米オープン。男子シングルス決勝。第1セット6-3、第2セットの5-3まで、フェデラーが無難にリード。この時点でフェデラーの優勝を疑う余地は、まるでなかった。
にもかかわらず、結果はそうはならなかった。このあとデルポトロが6-6に追いつき、タイブレークを7-5で取って、1セットオール。第3セットは4-6で失ったものの、第4セット7-6(7-4)、第5セット6-2と2セットを連取し、4大大会初優勝。
デルポトロとは、フアンマルティン・デルポトロ、アルゼンチンの20歳の新鋭です。これまで彼の試合はほとんど見た記憶がなく、今大会の準決勝でナダルを倒した試合も見逃してしまった。もともとKAIは、こういった長身(198センチ)の選手のプレーは、好きではない。長身からの力任せのサービス頼みで、荒削りでミスが多いから、面白くない。面白くないから、試合も好んでは見ない。
しかし、デルポトロは違った。
そもそも第1セット。ダブルフォールトを繰り返して決して調子の良くないフェデラー。もちろんこのダブルフォールト、セカンドサービスが、甘く入るとすかさずたたいてくるデルポトロを警戒して、いつも以上のスピードとコーナーをねらってのこと。
このフェデラーを右に左に振り回す。他のプレーヤーならこれで簡単に終わるはずが、フェデラーはこの状態からダウン・ザ・ライン(川下りならぬボールの線下り)の強烈なストレートで切り返す。
つまり、余りのハイレベルな試合に、互いに相手の出方を探り合う展開と、一種の拮抗状態のまま第2セット。フェデラーが突然ネットに出る作戦に切り替えるも、デルポトロも絶妙のロビングとパッシングで、これをかわして、第8ゲーム。フェデラー、1ブレイクアップのサービスゲーム。
30-30のファーストサービス。ストレートのノータッチエースと思いきや、リターンのデルポトロがラケットで向かいのスタンドの方を指して何か言っている。椅子が倒れたらしい。
フェデラー、しぶしぶサービスのやり直し。
結局このゲーム、フェデラーが取って5-3とワンブレイクアップのまま。
しかし、ここで、拮抗が破れた。とKAIは思った。
あらゆるものごとの流れには、その結果を決定づける、ある重要な出来事が起きます。この出来事は、まるで小さななんでもない顔をして、その場は通り過ぎる。しかし、流れは、これを境にして、大きなうねりへと変わっていく。
実は、今回の選挙でも、丁度2年前これを感じる出来事があったのでした。
なんでこんな男を出してくるんだ、自民党は。
今朝のサンプロをみて、自民党が選挙で大敗を喫するのを確信しました。
安倍さんも、ついてない。つぎからつぎへ使えない部下ばかりでは、安倍さんの天命は別のところにあると覚悟したほうがよさそうです。
民主党ぎらいのKAIも、さすがに今朝のテレビを観て、1回だけ民主党に政権をとらせて自民党にお灸をすえたほうがいいと、本気で思いました。
(年金問題解決(2))
2年前すでに、今日の結果は決まっていたと言うことのようであります。 KAI