いろいろな意味ではやくてはやくて。
仕事が進まない割りに1週間がはやくて困るけれど、あっと言う間に週末テニスになるのはとてもうれしい。
土曜、1週間前からていねいに、ていねいにと心がけようとするのを見透かすように、久しぶりのネモトくんのボールがはやくて、深い。じっくりボールを見ようとしても、どうしても目がついていかずにミスを重ねる。
結果は、0-6、6-2、0-6と3セットやってネモトくんからは1ゲームも取れない。このままでは終われないと思って奮起。4セット目は3-3まで挽回。しかし最後のゲームを取られて3-4の全敗。トホホ。
しかしそれにしても、はやさすなわちスピード。
スピードと正確さはトレードオフ。先日のナダルとフェデラーの全豪オープン決勝でさえ、サービス、ストローク、すべてを終始トップスピードで戦いながら、最後フェデラーは、正確さを欠いたサービスが致命傷となって準優勝にとどまった。
トップアスリートですらこれですからとは言い訳ですが、正確にスピードボールを打つのはとても大変。ヘッドスピードといってラケットの頭のスピードが勝負。以前にもここに書きましたが、このスピードを維持するために一番重要なのが、テイクバックとスイング。ラケットをムチのように振りぬくスイングとこれを支える早目のテイクバック。
期待の日本人プレイヤー錦織は、ボールのバウンドにあわせると言う遅いテイクバックをループスイングでごまかしていますが、これはウィンブルドンの芝のコートでは通用しません。対戦相手も順番にこれがわかってきて、先日のモーガンキーガン選手権(米国メンフィス)の初戦敗退も、この錦織攻略法が知れ渡った結果に過ぎません。
人のことはさておき、マイウィークエンドゴールドテニス。ダブルハンド(両手打ち)のKAIは、このダブルハンドでヘッドスピードを上げるのはとても難しい。ましてや相手のスピードボールから最後まで目を離さないで打とうとすると、どうしてもタイミングが遅れてしまう。
これを克服する唯一の方法は、フットワーク以外にはありません。つまり早め早めに身体の位置を、スピードボールでも同じスピードボールで打ち返せるだけの体勢まで持っていくことです。と口で言うのは簡単ですが、早朝の散歩をさぼりがちのこのごろ、すぐ足がとまって動けない。
しかしいずれにせよ勝負に勝つためにつまりは、状況に応じたフットワーク、テイクバック、スイング、この一連の機敏な動きに尽きると言うこと。
日曜の結果も、6-4、5-7、0-5と、これがわかってはいるんだけどね、今ひとつ成果に結びつかない。まだまだ思考が足りないようです。 KAI