CNETの鈴木健の天命反転生活日記を読んで、標題の言葉を初めて知った。
オーグメント(augment)とは、増加、増大、拡大のこと。拡大化された現実世界(リアリティ)とでもいいましょうか、3D技術を駆使して、現実体験の中に周囲の環境の変化にリアルに反応する仮想の物体(オブジェクト)を付加することで、これがあたかも現実に存在するかのように振る舞うと言うものです。
この仮想の物体が、ある時は現実の家の中で一緒に生活するペットであったり、ある時は実際の川岸で垂れる釣り竿と釣れた魚であったり、はてまた竜安寺の石庭で敵と戦うダースベーダーであったりするわけです。
昔の映画で猿の惑星と言うのがありましたが、この中で未来の人間がイメージだけで存在するシーンがあったかと思いますが、まさにあれです。
これが、2008年バージョンでは、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)技術を応用した色メガネを通した映像として実現しようと言うことですが、将来は必ず猿の惑星の中のシーンと同じように裸眼でも見えるようになるはずです。これは人間の視神経に直接働きかけて視覚をコントロールする技術が、間違いなく近い将来実現すると考えるからです。
実現方法はいずれにせよ、バーで飲むときに、隣で話し相手のイメージ女性を派遣するサービスなんてものが近い将来必ず現れます。彼女が隣でいくらカクテルを飲んでも、料金は一人前ですから、このビジネス、成功間違いなしです^^。 KAI