February 21, 2008

ソフトウェアにこそ価値があるんだ

マイクロソフトのYahoo買収がうまくいくかどうかは別にして、マイクロソフトがYahooを「コンテンツの価値」ではなく「ソフトウェアの価値」として評価していることに、少々驚いたけれど、これこそ本来の姿であって、ゲイツの本領発揮といったところです。

 しかしGates氏は、Yahooが前最高経営責任者(CEO)であるTerry Semel氏が敷いた路線をそのまま歩み続けていたなら、同社の魅力が損なわれる可能性もあったことを示唆した。

 「Yahooが、単にメディア企業となる方向を目指し、ソフトウェア革新が自社にとって重要だという姿勢を表明しなかったなら、われわれとの間に接点はなかっただろう。なぜならわれわれは、画期的なソフトウェア開発を目指すものだからだ。これはJerry Yang氏の功績だが、Yahooは多くの非常に優秀なエンジニアを確保し、それぞれのエンジニアがきちんと自分の仕事をし、ソフトウェア革新を進めてきた。だからこそ両社の組み合わせがこれほどを力強いものだと考えられるのだ」とGates氏は語った。
B・ゲイツ氏:「何よりも欲しいのは、画期的ソフトウェア開発に資するヤフーの人材」


SNSやコンテンツビジネスの経営者である彼らに対しては、昔からKAIは、付加価値はコンテンツにはまったくないんだよ、と口をすっぱくして言い続けたけれど聞く耳持たず。コトの本質が、ソフトウェア革命にしかないことを理解した経営者だけが、今の時代を生き延びることができるのです。

この議論は過去何度か繰り返しているので、ほんとめんどくさい。なぜこんな簡単なロジック、理解できないんでしょうか? KAI

投稿者 kai : February 21, 2008 08:18 PM | トラックバック
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