いつもの外苑西通り。この時間帯はいつも渋滞。と言うことで日赤通りに迂回する。こちらも六本木通りに出る反対車線は渋滞中。右手に渋滞の車を見ながら一路広尾方向へ。
とその時強烈な予感がする。
右の車列の間から子どもが飛び出してきた。50センチ手前で急ブレーキを掛ける。トラックとセダンの間から突然キックボードにのった4、5歳の男の子が出てきた。男の子のシャツのそでを引くように母親が追いかけ、こちらを向いてしきりに頭を下げながら子どもをしかりつけている。
トラックの後ろから出てきたから、まるで見えなかったけれど、強烈な予感がした。
なにもなかったように通り過ぎ、なにもなかったことに神に心で手を合わせた。
まるで神様が試しているようだ。
もし万一ここで事故を起こしていれば、秋季交通安全週間初日の格好のニュースになっていたことは間違いありません。
しかし、この予感です。
ただただこのKAIの背後にある意志に、感謝するしかありません。 KAI