June 18, 2007

マイクロテスラ

ミニ怪獣みたいな名前ですが、マイクロテスラとは電磁波の強さの単位の一つです。磁力密度であるガウスが1平方センチメートルあたりの磁力線の数で、1ガウス=1000ミリガウス、10ミリガウス=1マイクロテスラ(μT)です。

電磁波の強さの単位のもう一つが、マイクロワット。こちらは電力密度を表し、1平方センチメートルあたりの通過電力量です。

産経新聞(2007/6/18、p.26)の報道によると、WHOの最新の「環境保健基準」に、マイクロテスラ(超低周波電磁波)の人体への影響が否定できないとして各国に予防措置を求める勧告が盛り込まれるとのこと。

これが具体的にどういったものか、電磁波なびのサイトに詳しい。

家庭内の電化製品のなかで電磁波の漏洩が心配な製品があります。ざっと数えて11種類!

(1)電子レンジ、(2)電磁調理器(IHクッキングヒーター)、(3)電気カーペット・電気毛布、(4)ヘアードライヤー、(5)電気ミキサー、(6)テレビ、(7)ラジオ、(8)電気掃除機、(9)蛍光灯、(10)電気こたつ、(11)電気カミソリ

電化製品で電磁波を使用している代表例が(1)電子レンジです。数年前、電子レンジから漏洩(ろうえい)する電磁波で、白内障になる危険性があると話題になりました。

その後、扉や周辺のゴムにマイクロ波の漏洩防止対策がほどこされ、白内障等の事故は減少している・・・そうです。ですけど、防止対策はマイクロ波のみ。低周波の電磁波は垂れ流しされているため、今後も要注意!

また、(2)電磁調理器(IHクッキングヒーター)、(3)電気カーペット・電気毛布、(4)ヘアードライヤー、(5)電気ミキサーなども、電磁波漏洩の強いものです。

(2)電磁調理器(IHクッキングヒーター)は、プレートの下のコイルに高周波の電流を通し、うず状に発生してくる電磁波で直接暖める仕組みになっています。数十キロHzの周波数ですが、いわば「電子レンジを扉を開けて使用しているようなもの」みたい(-_-#)。

読売新聞の報道(2002年4月8日)によれば、某市民団体が国内メーカー6社の電磁調理器を調べたところ、全製品が、国際的な機関によって勧告された安全ガイドライン(0.0625ガウス)を上回り、最高で16.2倍、最低でも6.4倍もあったのです!

(3)電気カーペット・電気毛布、(9)蛍光灯、(10)電気こたつも案外強く、(9)蛍光灯に関しては同じワット数であれば白熱灯の数十倍もの電磁波が漏洩してます。弱い電磁波でも、あびている時間が長いと影響も大きくなりますので、注意が肝心です。また、(4)ヘアードライヤー、(11)電気カミソリなどは、頭部に近づけて使用しますので、こちらもぜひご注意を。

ほとんどの身の回りの電化製品が該当するではありませんか。

「(4)ヘアードライヤー、(11)電気カミソリなどは、頭部に近づけて使用しますので、こちらもぜひご注意を」ってどう注意すればいいのでしょうね^^;。KAIは丸刈りひげ面ですのでどちらも関係ありませんが^^;。

もちろんWHOも「小児白血病発症との関連が否定できない」と小児白血病に限定してますが、放射線による白血病と同じで、今回のマイクロテスラの影響は別に小児に限った話ではないと、KAIは思っています。

Switch!Switch!とオール電化を煽るだけ煽っていますが、電化製品のこういった安全性チェックは、電力会社が率先して取り組むべき最重要課題です。実際にやっているのかもしれませんが、これが原子力発電所の捏造検査報告書の二の舞だけはごめんです。

すでに高圧送電線に関する訴訟もあるわけですから、万一そういったレポートの隠蔽があれば、これは21世紀最大の公害訴訟に発展することを電力側は覚悟すべきです。 KAI

投稿者 kai : June 18, 2007 06:38 PM | トラックバック
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