May 12, 2007

ハインリッヒの法則(2)

事故から1週間。

いまだに全然すっきりしないし、納得いかない。

その理由はわかっている。横浜のメーカーの責任への言及がないことです。この名前を知らない横浜の会社は、メーカーなんだから8年で車軸交換せいと言うだけでなく、なんで交換しない顧客先を放置したのかってことです。

交換用車軸は自分の会社が関与せず購入可能なのなら、その報告を求めて、いずれにせよ自社の製品によって人の生命が危険な状態に陥ることを未然に防止する責任が、この会社にはあります。それどころか、前回書いたようにそもそも構造的欠陥があるわけです。

一部のメディアしか伝えていませんが、19歳の彼女の首がギロチンであったと言う事実はきわめてこのメーカーにとって重大です。

鉄柵の高さの問題です。脱輪による軌道を外れることを目的とするならばこの高さは、設計上の問題として、業務上過失致死まで問うべき瑕疵です。

この鉄柵の高さがなければ、彼女はギロチンにならなかった。

この事実は重大です。

ものごとを設計することの意味、責任とは、こう言うことです。

これだけ危険な乗り物をつくって販売するメーカーには、結果的にこの製品のメンテナンスを放置し、そもそもコースターの鉄柵の設計に欠陥があったと言う、この二つの重大な責任があります。

すでにこれを指摘したメディアがあるなら、どなたか教えてください。エンジニアであるKAIは、しばらくこの問題を放置するわけにはいかないと思っています。 KAI

投稿者 kai : May 12, 2007 07:01 PM | トラックバック
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