May 02, 2007

八十八夜

夏も近づく八十八夜♪

本日は、この八十八夜。立春(2/4)から数えて八十八日目です。

なぜ八十八日目なのか、なぜ立春から数えてなのかについての疑問は、いつものこよみのページに詳しい。

旧暦は、太陽に左右される農業の暦に向かない。そこで考え出されたのが、太陽暦に基づく立春の日を起点にした経過日カレンダーが八十八夜とは、またしても納得の嵐^^;。

さて新茶の季節ということでお〜いお茶「濃い新茶」を買ってきて、いつも飲んでる「濃い味」と飲み比べてみる。

ふ〜ん。

確かに新茶、若葉の味がする。

しめて付加価値プラス32円也(希望小売価格157円/濃い味は125円)。

普段朝出勤して1本、昼前に1本。週末はテニスのゲームが終わる度に1本空いて、夏場は3本までいきます。特にこのスポーツ中のお茶は、すこぶるお腹の具合が良い。

これがわからない頃、スポーツドリンクを飲み過ぎてお腹がゆるゆるになって困ったことがなんどもある。

大抵はビールを飲みながらゲームをやって、このビールもお腹の具合的にはすこぶる良いので困ることもなかった。

ところがこの何年かコートでの飲酒禁止令が出た。さあ困ったと思って飲み出したのが、平日飲んでるこのお茶でした。

以来お茶一筋。健康的人生です^^。

しかしお茶にも色々あって、日曜のテニスのコートにはKAIの愛飲している「お〜いお茶」の自動販売機があるからいいけれど、土曜のコートにはそれがない。

で、そこにある自動販売機のお茶をいろいろ試してみることになる。「緑茶」「一番」「生茶」「福寿園」どれも全然ダメ。

あきらめかけていた頃、「濃い生茶」が出た。さっそく試してみる。まあまあかな。

とりあえずこれで土曜日はしのいでいる。

別に「伊藤園」の肩を持つわけではないけれど、他社のお茶と較べて明らかに違う。

KAIは学生時代、牧ノ原の製茶工場で住み込みのアルバイトをしたことがある。

新茶の季節。工場にトラックで次から次へと運ばれてくる、400キロ以上はある茶葉の詰まった籠を二人で、トラックの荷台から下ろす。一つ間違えば下敷きになって大けがをする作業です。

この籠からフォークを使ってベルトコンベアーの上に茶葉をかき出す。

以降機械の中の茶葉が高級煎茶にまで加工されていく様子を、茶葉まみれ、茶葉の臭いまみれになりながら見て2ヶ月間、働いた。

このときの体験から身体に染みついてしまった茶葉の香りと味。ある意味KAIのお茶の原点になってしまいました。

京都の田舎でも、番茶の葉っぱをむしろで干して、それを子どもの頃は毎日毎日飲んでいたけれど、それが「お茶」と言う認識ではなかった。

それがこの牧ノ原の大量の茶葉に埋もれた体験からか、伊藤園以外のお茶は、なぜか「人工的」な味と香りがして仕方ないのです。

そういえば、あの住み込みの最後の日。乾燥機から出てきた煎茶を紙袋に目一杯詰めて、アルバイト先を後にした。もちろん無断で。それを下宿先のおばさんにあげたら、それはもう大喜びで受け取ってくれた。もう35年以上前のことだけど、いまでも思い出すと胸が痛い。

許してください。 > 工場のおやじさん KAI

投稿者 kai : May 2, 2007 10:20 PM | トラックバック
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