April 07, 2007

本番に弱い人間

本番に弱い人間は、完璧を求めるタイプの人間に多いと、何週か前のドラゴン桜の中に描かれていた。

バスケットボールのフリースロー競争の中で、前半リードした矢島が後半崩れていくことを通して、その原因がすべてのフリースローを決めようとする矢島の完璧主義にあると言うのである。

これはなるほどと思う反面、重要なことが抜け落ちているように思った。それがアガリ性の人間の考察です。

完璧主義者も、一度失敗することによって自分を見失うと言う意味でアガリ性の一種と言えなくもありません。

アガリ性と言う意味ではKAIも人後に落ちませんが、KAIは今に至る数限りない武勇伝のおかげで、今では単に本番でアガル人間は経験不足が原因と考えています。

親父の葬式には数百人以上の人の前で喪主として挨拶をしたときも、最後まで膝の震えがとまらず、市長までいるなかでありきたりのお礼の言葉しか言えなかった自分に、ほとほと嫌気がしたものです。

喪主なんて人生そう何度も経験するものではありませんが、それから半年後今度は株内の葬式で喪主代行として挨拶。もうへでもありません。故人の思い出を話す自分の姿すら見えていました。

しかし、この理論は初めての体験には通用しません。浪人しての試験も嫌です。

もちろん模擬試験の模擬、シミュレーション、と言う手はあります。

そしてわかってきたのが、この本番に弱いことこそ、実はその人間の強さであることが。

もし生まれつきことごとく本番に強い人間がいたとします。もちろんそんなやつは絶対いないと思いますが、もしいたとするとその人間は、とても他人から見て耐え切れない性格の人間だと思います。

なぜか。それは人の弱さが理解できない人間だからです。

うまくできる人間は、うまくできない人間の気持ちはわかりません。

障害者をいくら頭で理解しても、障害者の気持ちまでもを理解するにはとてつもない想像力が必要です。身体で理解することと頭で理解することとの間には、本質的な違いがあります。

五体不満足の乙武くんが小学校の教師として赴任した様子を伝えるテレビ映像が、KAIはうれしくて仕方ありませんでした。

それは小学生たちが不思議そうに乙武くんの短い腕と言う手に触れる映像です。

この小学生にとってとてつもない体験が、彼が教師を目指すことによって実現したわけです。

人生と言う本番に弱い人間は、決して弱者ではないことをKAIは確信しました。 KAI

投稿者 kai : April 7, 2007 07:40 PM | トラックバック
コメント

Dude, right on there boterhr.

Posted by: Gracelynn : July 10, 2011 06:11 PM

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Posted by: soahqjibz : July 11, 2011 10:26 PM

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Posted by: mnggie : July 12, 2011 05:52 PM

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Posted by: gxrjeilg : July 13, 2011 11:27 PM
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