February 24, 2007

味覚3題

このところの、断塩までもいかないけれど減塩効果のせいでしょうか。今朝の朝ごはんの、毎日飲んで慣れているはずのリケンのわかめスープがやけに塩(ショ)っぱい。見るとナトリウム800ミリグラムとある。0.8グラムでこうなのか。

人間の味覚の不思議に驚くと同時に、同じような話を思い出した。

むかし、と言っても随分昔の20数年前、日本のスコッチモルトブームの仕掛け人、その先駆けであるボウモアと言うお店に初めてつれていってもらった時の話です。

会員制クラブであるボウモアには、3種類のシングルモルトが用意されていて、それぞれをテイスティングして自分の好みのボトルをキープする、そう言うシステムのお店でした。

この3種類のモルトとは、「ボウモア」、「オーヘントッシャン」、「グレンガリオッホ」と言う名前で、KAIが選んだのは結局「グレンガリオッホ」だったのですが、なぜか「ボウモア」を飲んだときに塩の味がする。

すぐにこのわけがわかります。「ボウモア」はアイレイ島と言う海に囲まれた純白の蒸留所からうみだされたモルトだったのです。

案の定、このテイスティングの最後に、アルコール度数が50何度あることを示すためにステンレスのテイスティング用皿に、この「ボウモア」を注いで、その平たい皿に火をつけた瞬間、青白い炎と一緒に、なんともいえないモルトと塩の香りがするではありませんか。

話は変わりますが、冬場のテニスの前によく、あったかいコーヒーをファーストフードのお店で買います。これを、持ち帰り用の紙カップでフタがついたままの飲み口から飲む。あまりのまずさと言うか、味のなさに驚いて、あわててフタをはずして飲むと、この味の違いは、強烈です。

そうか味ってこの香りと一体不可分なんだ。

おそらくこれは、味覚と嗅覚これに視覚が三位一体となって人間の感覚を支えている証拠なんであろうと、ひとしきり感慨にふけった休日の朝であります。 KAI

投稿者 kai : February 24, 2007 10:11 PM | トラックバック
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Posted by: xmbkjuox : March 27, 2012 10:33 AM

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Posted by: xmbkjuox : March 27, 2012 10:34 AM
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