ウチダ先生の幽体離脱の話について書きかけている内、NHK「知るを楽しむ・この人この世界」の再放送がめちゃくちゃ面白くて、方針変更してこちらについて書くことにします。幽体離脱は後日また^^;
このNHKの番組を観て京都大学名誉教授、医学博士家森幸男(やもりゆきお)の研究の軌跡が、面白いようにわかった。そして脳卒中と食事の間の因果関係についても。
研修医時代に多くの死をみとったこと。その無念さは、病気は治療より予防が大切という思いに。そして遺伝的に100%脳卒中になる「脳卒中ラット」を自ら開発、そのラットの食生活改善で発症を防ぎ、寿命をのばせる事を証明した。ならば人の場合、長寿の因子とは何か?家森さんは世界の長寿地域に赴き、その因子を科学的に解明しようと思い立った。
(冒険病理学者になる)
脳卒中と言う病気の原因として家森がまず着目したのが、高血圧。これをラットを使って検証を繰り返す。このとき高血圧ラットと言う遺伝的に100%高血圧になるラットを作り出し、このラットを使って実験を繰り返す。しかし高血圧だけではさっぱり脳卒中にはならない。
そこで彼は高血圧+ストレスを与えてみたところ、見事脳卒中ラットがあらわれた。
しかしいくらストレスを与えても脳卒中にならないラットがいる。なぜか。
これが遺伝的問題であることに、彼は気付いた。
そして誕生したのが「遺伝的に100%脳卒中になる『脳卒中ラット』」です。
これは製薬業界を始めとして世界中の脳卒中研究者に受け入れられることになったのですが、なぜか米国で100%のはずの発症率が30%にしかならない事例が報告される事態に。
これも家森は、その試験中のラットに与える日米の餌の違いであることを突き止めるのです。
米国の餌にはたんぱく質が多量に含まれていたのです。
これまで医学界の常識として高血圧にはタンパクは厳禁と言われていたものが、ここで大きく面舵をきります。
これで家森は、遺伝的に100%の脳卒中発症の危険性を持っていても、食事によってこれを有意に改善することができると言う救いの道を拓くことになります、
その結果、彼は魚のタンパク、今話題の納豆を原点とする発酵物といった食物が、脳卒中の予防に決定的に効果があることをつぎつぎと証明していきます。
しかしあくまでこれはラットの世界のお話。彼はWHOに働きかけて、長寿社会であるグルジア、エクアドル、中国ウィグル族、沖縄の人々の栄養摂取状況を調べ上げていきます。
このストーリーにKAIは、あるある問題のあとだけに、この彼の理学的実証哲学に感服するしかありません。
毎朝の欠かせない魚、納豆、玉子、そしてハイタイドのチーズと言う長寿効果満点の食事。これはKAIが頭で考えて選んだメニューではありません。「欲するものを喰らう」と言うKAIの食哲学のもと、長い間の食生活の中でなぜかこのメニューに収斂していった、単なる結果にすぎません。
つまり、万人に効く食べ物などと言う頭で考えた食べ物ではなく、一人一人の遺伝子が個々に求める食べ物を摂取することにこそ、長寿効果の本質があると言うことです。
このことは食べ物だけにとどまる真理ではないと、KAIは考えているのです。 KAI
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Posted by: qvtnbzha : December 1, 2011 08:47 PM