今日は目が回るほど忙しかった。
朝会社に出かける前に、娘の人生相談。なぜか我が家系は、重要なことを朝の出かける前のこのくそ忙しい時間に持ち出すクセがある。これを1時間かけてサラサラサラとこなして、7時過ぎに会社に。
2日間チェックできずに溜まった1000件のメールを処理して、相手方の弁護士からようやくOKの出た契約書を完成させ、これをもって出かける。
外で3件の打ち合わせをこなして、夕方へとへとになって店を開けたばかりのハイタイドにたどり着く。
マティーニを1杯。至福のひととき。
とそのとき携帯のなる音が。みるとウッシーの彼女のウミから。
あっいけない、忘れてた。すっかり忘れてたよ、ウッシーに預けていたリキのお迎え。今日夕方6時ごろ迎えにいくといってたっけ。
仕方がないので明日早朝迎えにいくからといって電話を切る。
ごめんね、リキ。こんなこと初めてだよ。
いや、初めてではない。十何年も前のこと。お世話になったN島さんにご挨拶に伺うと約束しながらすっぽかし、翌日気がついて謝りの電話をしたことに始まり、この会社を始めて以来思い出すとけっこうやらかしてきてました(ごめんなさい^^;)。
理由は簡単なんです。
手帳に書き忘れるからです。
こんなこともありました。ある協会のパーティと言うのでホテルオークラに行ったけれど、会場には人っ子一人いません。戻って書類を確認したら、日付を手帳に1日遅れて記入していました。
手帳にただ時間の予約の線だけあって、肝心の件名が書いてない。
こう言うときは恐怖です。一生懸命何だったか思い出そうとするのですが、無駄な努力です。そしてその線が引かれた日付の時間が来る。・・・。そして何も起こらない。また一人友だちをなくしてしまったかも。
かようにこの能率手帳は、KAIの30年のサラリーマン生活とともにあります。もちろん、世田谷公園で紛失した1冊を除いて全冊保存しています。
たまに昔の手帳を見るときがありますが、30代40代の手帳は、老眼になった今の自分の目に読むこともできないような小さな文字でメモが記述されています。これが40代後半からとたんに文字がおおきくなります。40代後半に老眼になったからです。
ですからこのこと一つをとっても、この手帳が電子機器に置き換わることは、少なくともKAIの目が黒いうちはありえません。
しかしそうすると、リキの迎えを忘れるのもなくなることはないということでもあります。(と長い長い言い訳でした^^;) KAI