この数年間、悩み続けていた問題の解決方法がやっと見えてきました。
それは更新系のミッションクリティカルなアプリケーションが使用するDBMS問題です。
これをOracleRACが解決すると信じている人がいるのにはびっくりしますが、世間は意外とまともです。(クラスタの並列処理と可用性におけるOracle Real Application Clusters と業界の動向)
この問題を解決する方法のヒントはGoogleのファイルシステム「GFS」にあるとKAIは考えてきたのですが、残念ながらこの技術は更新系ではなく照会系です。しかしそれでも可能性があると検討を続けてきて、やっとその方向性が見えてきました。
それは、複数のアプリケーションサーバー間でメモリーを共有化する技術です。更にはデータベースサーバー間で、あるいはホットスタンバイルーター間で、メモリーを共有化する技術を開発することによって、更新系のアプリケーション問題をすべて解決できるのではないかと言うことです。
実はこれは、すでにハードディスクと言うメモリー空間におけるRAIDと言われる技術でやっていることを、マシンとして独立したCPU間に拡げればいいだけのことなのです。
アプリケーションは、内部メモリーと外部メモリーとの差分によって機能します。いままでRAID技術のように、リアルな外部メモリーの二重化三重化の技術はいくつも開発されてきましたが、異なるCPU間に渡る内部メモリーの二重化技術は、まったくもって研究さえ行われていません。
これは技術的に言えばマルチプロセシング技術が関係するのですが、目的の異なるアプリケーション間のマルチプロセシング問題の研究は、残念ながら寡聞にして見たことがありません。
そしてそのアイデアです。IPV6にP2Pのプロトコルと並列して、同時空間上のCPU間の新たなサブプロトコルを導入することによって、CPU間の内部メモリーの共有化を実現するのです。
しかし、当たり前ですが誰も手がけていないことを提案しても、当然がごとくこれは却下です。
そこでベンチャーです。ルーターを何台か並べておいて、1台ダウンしてもまったく問題なく通信を継続する。アプリケーションサーバーを何台並べて運用すると、そのうちどの1台が落ちても替わりの1台が代わりをしてまるで何もなかったように、サービスを継続する。
そして更新系のDBサーバーも同様です。KAIが上場できたらまずこれをやりますってヒント出しすぎ^^; KAI
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Posted by: khehactqk : April 28, 2012 07:49 PM