学生時代、女友達の家に、招かれて遊びに行った。今でも彼女の誕生日が8月3日とKJと言う名前まで覚えているくらいだから、ひょっとしたら自分の相方になったかもしれない女性だったけど、いまでは彼女は大学のある隣町に暮らすいいお母さんになっています(って想像だけど^^;)。
その彼女の、社宅の家に招き入れられたのが彼女の個室。お父さんが夜勤帰りで寝ているからごめんなさい、と彼女は言う。
筆者は、京丹波の田舎育ち。しかも親父は田舎教師で宿直以外、夜勤の意味が理解できていませんでした。
「夜働くと言うのは、僕は絶対いやだなあ」
そのセリフをはいた時の彼女の表情は覚えていません。
しかし、自分が働き出して夜勤どころか24時間の勤務が普通になった何年かたって、なぜかこの場面を思い出すのです。
なんて彼女の心に傷をつけてしまったのだろうと。
かように、無知とは怖ろしいものです。
ですから人の無知も許そうと、思う。 KAI