今朝は、ホテルアソシア静岡ターミナルでの、バイキングで朝食。昨日は、午前10時スタートで大学時代の硬式庭球部OBのテニス大会と夕方から懇親会、そのあと夜遅くまでのカラオケ(N嶋くん、お世話になりました、ありがとう)とあばれまくりの1日で、身体の節々と喉と頭がすべてイタイ。
頭が痛くても朝食だけは、欠かせません。食事をしながら日経新聞を読む。そこに興味深い記事を発見。ノンフィクション作家である後藤正治氏の「私の<アメリカ>」と題する一文です。氏が20年前、氏にとって初の海外取材で、米国スタンフォード大学メディカルセンター心臓外科医のノーマン・シャムウェイ氏にインタビューしたときの話です。
−−貴方の人生哲学を聞かせてくれませんか?
最後に発した問いは、意表をついたのか、はにかんだ表情になったことを記憶する。
「特に立派な哲学は持ち合わせていないんだけどね。自分が他者にこうしてほしいと思うことを自分もしていきたいということですかな・・・・・・」−−以降、アメリカ取材の機会は幾度かあった。アメリカ社会の断面をさまざまに見たように思う。病んだ金力万能の、唯我独尊のアメリカ。好意を抱いた人もそうでない人もいた。ただ、最初に受けた良きアメリカ像はずっと付着していて、いまも私のなかにある。
それは、パイオニアの精神であり、フェアであり、オープンであろうとする精神である。アンフェアなことは社会にあまたある。彼らも都合の悪いことは隠す。ただ、そうであってはならぬという意思をもった人々もまた少なくなかった。
なんだかKAIが思う、“アメリカの精神”のエッセンスが、すべてこの一文の中に凝縮されていて、これ以上の説明は不要です。
これも、静岡と言う地にこなければ起こりえない“シンクロニシティ”そのものです。筆者が日経新聞を読むことは、このバイキングの朝食をいただかなければありえないし、しかし、こうしてこの文章に出会ってしまう不思議です。
昨日のテニスをしているときの天気予報では、雨。しかし結果は快適な快晴とまではいかないまでも絶好のテニス日和。角川春樹ばりのフォースの世界もやっぱりシンクロニシティでいっぱいです^^;。 KAI