KAIの懸念どおりです。GyaOの営業責任者はそろそろ首を洗っておいたほうがいいでしょう^^;。
「ギャオ」モデル、軌道に乗らず USEN中間決算
USENが21日発表した平成18年8月期中間決算で、通信と放送の連携モデルとして注目されている無料動画配信サービス「GyaO(ギャオ)」の営業赤字が拡大していることが分かった。映画など番組コンテンツ(情報の内容)の調達費用がかさみ、広告獲得も遅れたからだ。
(SankeiWeb記事)
筆者の懸念をもう一度引用すると、
調べもしないで勝手な想像ですが、投資家向け説明が、視聴登録者数の拡大が一定線を越えれば、広告出稿が急増すると言うような楽観論に終始しているとすれば、これは到底うまくいくはずありません。
前々回、前回と論じてきたように、広告営業と言えども、放送と通信では、お客様も違えばビジネスモデルも違う、全く別の世界のものです。そしてGyaOのビジネスモデルは、通信としての広告モデル、すなわち情報単価モデルの世界です。ここではお客様は、広告スポンサーではない、一般消費者です。お金は一般消費者が出すことを、広告営業の責任者が理解しているかどうか、ここが一番のポイントです。つまり情報単価モデルにおいては、広告スポンサーは単なる集金代行業者です。
(GyaOは成功するのか)
宇野さんはいい男だから、KAIとしては少しでも彼の手助けをしたいと思うけれど、広告営業のヘッドを変えない限り、GyaOは生き返りません。つまり、これ以外なにをやっても無駄な努力だと申し上げるしか、KAIにはできません。
ひるがえって、一般読者には宝の山のような教訓があります。
それは、腐っても鯛ならぬ、腐ってもビジネスモデル、と言うことです。
みなさん、なんかビジネスモデルと言う言葉を勘違いと言うか、難しく考えていませんか?
ビジネスモデルとは、実に簡単なことです。お客様が誰で、このお客様から、年間いくらお金をいただくか、これだけです。キーワードは、お客様は誰かといくらのお金かと言う、たった二つのことさえコントロールできれば、ビジネスモデルのMBAは卒業です。
GyaOは、この一番の肝心のお客様が誰かが理解できていないために、スポンサー向けの価格設定もいいかげんだし、そもそもライブドアのECサイトへの誘導などとは、まさにネガティブスパイラルのアラシです。
だれか宇野さんに、これを伝えてくれませんか。 KAI