なんだか全部の話が、ここにくっつくのかって感じになってきました。まずはこの話に関係する記事を列挙します。
Google OS(2)
本質はダウンロード革命−−バッファメディア試論
XMLは永遠にアフォーダンスしない(2)
Googleのデータホスティングサービス・Google Base!?
パーベイシブ・アプリケーションという世界観
インターネットによって地球が一つにつながるようになりました。更に通信速度の飛躍的向上で、近い将来地球全体がWANとLANの区別なく地球上たった一つの環境(情報時空間)になっていくのは間違いありません。この一つの環境の中で動作する様々なアプリケーションは、それぞれが有機的にデータあるいはプロセスレベルで結びついて、これがあたかも地球上を覆い尽くす一つの生き物のような存在、これを一つのアプリケーション、ワンアプリケーションと呼ぶ存在になっていくと考えるのです。この地球上を覆い尽くすアプリケーションのヘソ、これが東京です。東京ワンアプリケーションとはこう言う意味です。(東京ワンアプリケーションの略称はT1AP、ティーワンエイピーと読みます)
ではいったい何をするのか。
まずこのワンアプリケーションはどうやって動作するのか。
これがGoogle OS(2)の上で動作する仕掛けになります。このGoogle OSとは、1台のマシン上で動作するOSではなく、それこそ何百台、何千台と言うマシン上で互いが有機的に連携するOSです。これをLinuxを使ってOSSで構築すると言うのが、まず一つの構想です。
もちろん既存の仕掛けで動作しているアプリケーションも、これをラッピングする手法でGoogle OS上で動作させます。更にクライアント上はあらゆるアプリケーションを、任意のブラウザ上で動作させるためのGoogle OS(クライアント版)を併行して開発します。
この結果、すべてのアプリケーションベンダーは、自社で運営するかどうかは別にして、すべてASPサービスへ移行することができます。既存のISPは、ASPセンターの運営に特化することで、従来のハウジングに較べて付加価値の大きいサービスを行うことが可能になります。
更には、本質はダウンロード革命−−バッファメディア試論で述べたようなコンテンツビジネスさえ、T1APの中で実現されていくことになるのです。
さてこの続きは、今晩の徹底討論会をお楽しみに^^。 KAI
(追記)T1APに略称を変更しました。