チャーシュー丼
つい先日、ウェンさんのチャーシューを堪能したとこですが、今回はユーイチ君のチャーシューです。
作り方はウェンさんのチャーシューと同じ(はず)です。はずと言うのも、ユーイチ君からレシピは教えてもらっていませんので、これはあくまでKAIの想像で書くものです。それがまた、推理の楽しみを味わえると言う二重の楽しみになります。
準備がすごい。1.5CMにスライスした豚肉の、一枚一枚に、すりおろしたにんにくをすりこみます。こうすることで、豚肉が香りよくしかもやわらかく仕上がるそうです。これを、合わせ漬け汁(しょうゆ、きび砂糖、紹興酒、ごま油)を入れたボールに、1時間漬け込みます。この漬け汁はあとでそのまま使います。で、本番。炒め鍋で、サラダ油を熱し、強火で、漬け込んだ肉を一枚一枚裏表焦げ目がつくまで焼きます。この間に出た油はすべて捨てるのがポイント。ここでボールの漬け汁を加えて肉に絡めて炒めます。汁気がなくなって、肉全体に照りがでてきたら出来上がり。お皿にもって、ねぎをのせます。
ウェンさんの作り方はこうですが、今回はこの漬け汁が違います。きび砂糖と紹興酒のかわりに、おそらくしょうが、みりんを使っています。あとは同じなのですが、仕上がりは全然変わってきます。きび砂糖を使っていない分、最後に炒めても照りはでません。
実は、ここがウェンマジックである絡み合わせの技のポイントの部分であり、照りが出るか、出ないかで、味の絡みつき方がまったく異なるものになると言う不思議です。これを筆者はウェンマジックと呼び、更には女性特有の感覚であって、男には絶対に編み出せない技、と言っているわけです。筆者はこれを半世紀生きて初めて発見しました。女は怖い^^;
それはともかく、“男性”版チャーシューも、これまた最高に、絶妙な味に、仕上がっています。女と男の味を交互に味わう楽しみとは。 KAI