なぜか天の声に誘われるように、いつもいく書店の、いつものコーナーに行って、「解説大澤真幸」の帯がある本が目に。大澤真幸については今年の1月のエントリーで彼との20年近く前の出会いに触れていますが、彼は、ずっと変わらず、すばらしい仕事を続けています。見つけた本は人間の終焉(ビル・マッキベン著、河出書房、2005)です。
本文はとばして、30分ほどで彼の「解説」だけ読みました。感動以外言いようがありません。
筆者(KAI)の重要な研究テーマの一つがエートス問題です。シンクロニシティもこれに関連します。この分野の研究者である湯浅泰雄の過去30年以上にわたる著作物を通して、あれこれ考えてきましたが、ついに、大澤真幸によって解を得ました。
こまかい話は、また落ち着いてからレポートしますが、カントやシェリングの先験的選択と芹沢俊介のイノセントが、トポロジカルに見事に組み合わさって、ああ、そうだったのか状態です。シアワセ。 KAI