牛肉のカラカラ炒め
毎日が新鮮です。これを食した後、これを書きながら筆者の新婚時代を思い出してしまいました。結婚するまで他人であった彼女が、一緒に生活するようになって、やはり驚いたのは毎朝毎朝見せる表情の、日々の変化です。ある意味で毎日が発見でした。
23年ぶりの新婚生活を、今味わっている、そんな気分です。
今回も、この料理に箸をつけた瞬間、ユーイチ君、炒め方を間違ったね、炒めすぎだよー。なんてえらそうに言ったらさっそくユーイチ君の反撃をくらいました。ウェンさんの本に書いてあるとおりです、と。
と言うことで大好きな炒めものの、p.42にある、またまったく新しく体験するウェンマジックです。
今回の料理のポイントはいっぱいあります。にんにくの茎を包丁で叩き潰すこと、ドウチをみじん切りにすること、そして牛肉です。牛肉は、炒めて肉汁が出るのですが更にいため続けて、水分を完全にとばすのです。そうすると肉汁の味がしっかりと絡みつくと言う「仕掛け」です。
おんながこわい、なんて書くと目いっぱい誤解を受けますが、おんなのこわさとこのレシピには普遍性があります。って言ってもわかんねえだろうなあ。 KAI