麻婆豆腐パート2
前回に続いて昨晩も麻婆豆腐です。ただ今回はウェンさんの別の本で紹介されている麻婆豆腐を食べ較べると言うとてもリッチな体験です。と言うことで大好きな炒めものの、p.78です。
今回の麻婆豆腐のポイントは豆鼓(ドウチ)です。このドウチが一体何であるか筆者はまったく知りませんでした。早速ウェンさんの本「ウー・ウェンのおいしいよ!うちのご飯」にある解説を調べました。(p.75)
豆鼓(ドウチ)
蒸した大豆を発酵させた後、乾燥させたもの。麻婆豆腐のレシピのように、刻んで油でいためると、風味が増します。同じ大豆生まれの豆腐料理をはじめ、魚の蒸し物や、野菜のいため物など、淡白な素材と相性がいい。
実際、そのまま食べてみました。もうびっくりです。半世紀以上生きてきて、また初めての味に出会いました。これだけで酒の肴になるではありませんか。なんか奥の深さにしばし涙。
ウェンさんのコメントによれば、今回の麻婆豆腐のレシピは、
四川省の成都市にある麻婆豆腐の発祥の店、陳麻婆豆腐店のレシピに近い
とのことですので、出来上がりが楽しみです。
そして食しました。いやはや何も言えません。ただ、さきほどのドウチがはっきりともう一つのウェンさんの麻婆豆腐との違いを鮮明にしています。ドウチの味とは、発酵の親方の味です。ミソからクサヤまですべてをカバーする原点の味です。こんな麻婆豆腐、うまくてトーゼンです。 KAI