「複雑な世界、単純な法則」(マーク・ブキャナン著、草思社)について。
先々月書店に平積みされているのを立ち読みした時も、今ひとつピンと来なくて、結局買わなかったのですが、新聞に出た書評が気になって一昨日アマゾンで買ってしまいました。三刷りになっていてけっこう売れているようです。
今半分近くまで読んだ感想ですが、正直言って、「何が違っているのか分からないけれど何か違っている」と言ったところです。
スモールワールドも、隔たり次数も、クラスター化指数も、全て理解できるんだけれど、なんか違っているのです。
いわゆる大数の法則のネットワーク版と何が違うのか、と言った類の問題なのか、それとも何か構造的な意味を持っているのか、はたまた全く別の意味があるのか、かえって混乱してしまいました。読まなきゃよかった。
残り半分を読む気も失せて、しばらく寝かせておくことにします。 KAI