ニュートン的宇宙の同時性は、一旦、アインシュタインの相対性理論によって原理的に否定されました。これは、最新のストリングセオリーにおいても、相対論的量子化のプロセスと言う同時性のプロセスによって、100年たっても状況は相変わらずです。
しかし、考えてみれば、相対論的原理はゲージ普遍性そのものであって、つまり、このゲージ普遍性こそ観念的同時性そのものであって、同時性の原理は今なお生きている証左であると言えます。
ここで重要になるのが私が言うゲージ構造と言う概念です。前回少し触れたスペンサーブラウンの形式の法則や、グラスマン代数などで説明する必要のある世界です。ゲージ構造とは、論理学とは似て非なる論理代数です。これは、理論自体の理論の論理構造を説明するための理論であり、四色問題を解決した数学的手法と相通じる数学的論理構造を持った理論です。
これと共時性がどうかかわるか、ある意味でソフトウェアの世界やインターネットの世界が絡みます。なんだかとっても面白い世界が展開されつつあります。 KAI