今回は日本ってシステムが、なんて素晴らしいってことであります。
始まりは、3月15日土曜、片道860キロの同窓会へ出発したのであります。
翌日その帰り、東京駅から新幹線に乗車したのであります。
なんとKAIは、30年ぶりに新幹線乗車であったのでありますが、今回は相席が中国人のグループの一人で、しかもマスク無しで咳を繰り返すのであります。
京都駅までの2時間、これが気になって、ひたすら早く降りることを考えていたのであります。
そして京都駅に降りて、乗り換えホームで、晩御飯用の柿の葉寿司の弁当を買ってこれをバッグに入れようとした瞬間、なんと洗濯物を入れた肩掛けバッグを、新幹線の網棚に置き忘れたことに気付いたのであります。
万事休す。
あきらめて家に帰ったのが、午後5時。
ここから奇跡が始まるのであります。
さっそくネットで、忘れ物を登録。
すると登録したメールアドレスに、午後10時ごろ、新幹線忘れ物センターからメールが届くのであります。
該当する忘れ物と思われるものがありましたので、明日電話します、と言う内容。
翌日、10時頃、登録した携帯電話に着信が。
ネットで書き込んだ忘れ物の内容と乗車した新幹線の詳細を、口頭で確認した上、着払いで送ってくれると言う。
そして翌日火曜日、宅配便で届いたのであります。
まったくもって信じられないのであります。
なんて日本ってシステムは、素晴らしいんだ、と思うのであります。
もちろん30年前からこれが実現していたことは、明らかなのであります。
しかし、インターフェイスが、まるで様変わりしたのであります。
すべて、ネットで解決するのであります。
人に依存したものからほとんどが自動化され、完璧なまでに省力化されてはいるものの、これは決してAIには置き換えられない種類の「システム」なのであります。
終着駅で忘れ物を回収、忘れ物の中身を調べ登録、該当者との電話対応(これは一見AIに置き換えれそうに思うのでありますが)、着払いで送付、となるのでありますが、大半は、オペレーションを伴う操作なのであります。
もちろん、忘れ物の回収に人間の判断に替わってAIがすることがあっても、車内からの回収と言うオペレーションはロボットはもちろん、AIには出る幕がないのであります。
実は個人的問題をネタに、今巷の話題の生成AIについて、考えてみたいと思うのであります。
ちなみに、先ほどのオペレーションの代表は、ハードウェアのメンテナンス問題であります。
ハードウエアのメンテナンスには、すでに多くの分野でAIの技術が導入されていると思うのでありますが、これはすべて現場作業の補助的機能に留まるのでありまして、AIが技術者に替わることは不可能なのであります。
これらの考察から考えられるのは、オペレーションを代替するAIとは、ロボットであります。
言い換えれば、生成AIを搭載するロボットが実現しない限り、オペレーションを伴うシステムは、到底AIに置き換えることはできない、とKAIは考えるのであります。 KAI
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