非常に個人的な問題について

  • 投稿日:
  • by

それは「指の健康」についてであります。

発端は、2020年秋であります。

突然左手の、中指、親指、右手の、中指、人差し指、親指の5本の指の爪の両端が黒ずみ始め、たちまち爪全体が黒くなってしまったのであります。

すぐに原因に思い当たることがあったのであります。

2020年春、コロナのパンデミックに始まる手のアルコール消毒であります。

最初はアルコールをつけ、手のひらをすり合わせるだけであったのでありますが、夏ごろにテレビで盛んに「手指」消毒しましょう、と言うようになり、それを聞いたKAIは、両手の指までアルコールをこすりつけるようになったのであります。

そうです、アルコールによって爪にいる常在菌が死滅した結果、悪玉菌が爪の中に侵入し、爪一面が黒くなってしまったのであります。

黒ずみは1年ほどして消えたのでありますが、残った爪は破壊され縦方向に縮み、爪の周りの皮膚が引っ張られ、引きつると言うとんでもない事態となったのであります。

以来、アルコール消毒は一切行わず、外出時は毎回洗濯した軍手をするようになったのであります。

コロナのワクチン接種時も、職員からこの手袋を外すよう言われるのでありますが、毎回無視し続けたのであります。

そして、今、4年間なんの変化もなかったものに、大きな回復の兆候が表れたのであります。

爪の根元にある白い部分、爪半月(そうはんげつ)と言われるものが大きく成長し、きれいな爪になって壊れた爪を押し上げ始めたのであります。

なぜ4年もかかったのか、これにも訳があると考えているのであります。

それはもう一つの「指の健康」であります。

KAIは、冬になると指のあかぎれに悩まされていたのであります。痛みを抑えるために布バンソコを巻いていたのであります。

ところがこの冬、いまのところまったくもってあかぎれと無縁になったのであります。

この原因も明らかなのであります。秋口から風呂上りに指を含めて手全体にニベアを塗るようにしたのであります。ただ風呂上りすぐではべとつくために、1時間後くらいに塗り、ニトリル手袋を朝までしているのであります。

今から思えば、なぜもっと早くにクリームを塗らなかったのか不思議ではありますが、クリームを塗った後、水仕事をすることを考えると、バンソコがいいと考えていたのであります。

今回はクリームを塗った後、ニトリル手袋をすればいいんだと、ふと思いついた次第であったのであります。

なんとも簡単なことではありますが、思い込みとはかように恐ろしいものなのであります。 KAI