堀田量子の世界が、やっとわかった(つもりな)のであります。
それは、堀田量子の本質が、時間軸に依存したシュレディンガー方程式を、量子もつれと言う同時性から解放するための理論であったと言うことであります。
すなわち、量子もつれとは、3次元空間に依存しない物理現象であります。これが実験的に実証され、ノーベル物理学賞を受賞したのであります。
つまり、いかなる3次元空間上に離れて存在する二つの粒子の物理現象が、同時的に互いに相関すると言うものなのであります。
これを説明するためには、時間軸に依存したシュレディンガー方程式を、同時性から解放する必要があり、それが堀田量子であったのであります。
これからご説明することを、簡単に申し上げますならば、堀田量子は、時間を情報(確率)に置き換えることで、同時性と言う時間軸の問題を隠蔽することに成功したと言えるのであります。
これがいかなる方法で行われたのか、さすがにKAIもこれまで理解があいまいであったのでありますが、ここで以下のページを読むことで、すべてが氷解したのであります。
公理1:量子状態は密度行列で表現される。この公理を理解するためには、公理5から公理1へと、逆にたどればいいのであります。
公理2:物理量はエルミート行列に対応する。
公理3:エルミート行列の固有値が、実験で観測される物理量の値である。
公理4:観測される物理量の値の確率はボルン則に従う。
公理5:密度行列の時間発展はシュレディンガー方程式で記述される。この量子力学の公理をこれまでの実験データが満たしていることから「電子は量子系」と普通に言われているのです。高エネルギー領域でこの公理が成り立たない理論があっても、少なくとも現在のエネルギー領域では電子を「量子系」と呼ぶことに抵抗はないと思います。
(Θ理論は、「堀田量子」第3章の反例ではない、2024年12月23日 05:19)
すなわち、量子力学においてはシュレディンガー方程式が基本となる方程式であり,その解である波動関数は確率密度(密度行列)で記述できる(公理5)。
確率密度とは、粒子の存在確率であり、これをボルンの確率解釈(ボルン則)と言う(公理4)。
確率密度は規格化することができ、これをエルミート行列と言い、この行列の固有値が観測される物理量の値となる(公理2、3)。
よって、量子状態と言う物理現象は、確率密度で記述できる(公理1)。
なるほどであります。
大晦日にスッキリしたところで、みなさん良い年をお迎えください。 KAI
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