解決すべき炭素問題の象徴的課題が、EVが冬に弱い問題であります。
そもそもEVが炭素問題の解決になるかと言いますところの本質的疑問は、横に措いておくと致しまして、EVの冬問題を指摘したツイートの数々をご紹介するのであります。
■ツイートその1エンジン無くて廃熱無いからボンネットの雪が溶けなくて走ってると凍り付く。充電ポートの蓋も凍り付いてスクレイパーとかツッコんで氷を割らないと開かなくなる。前に充電ポート付けるのはいい加減止めて欲しい。■ツイートその2
(Twitter、大阪の人@itiyuki、午前10:14 - 2021年12月27日)
そして頑張って蓋を開けて充電しても屋根の無い充電器だと雪だらけになってコレまた蓋が閉まらなくなる・・・■ツイートその3
(Twitter、大阪の人@itiyuki、午前11:37 - 2021年12月27日)
北海道の冬ではEVは自殺専用車になります。■ツイートその4
充電切れで走行も暖房もできず山中でアウト。
EVレンタカー怖くて選択しません。
今回は、ガソリン車4駆を空港で借りて、道東を2日間走っていますが、ガソリンまだ半分残っています。ヒーターも使いながら。
未来は水素エンジンか燃料電池車
(Twitter、高田純 理学博士@gatapi21、午前7:06 - 2021年12月26日)
EV車では無理無理無理!!!■ツイートその5
北国では冬の日常となる除排雪車両の24時間作業
EV車で長時間の作業無理ですから!!!
脱化石燃料、脱核エネルギー政策破綻します!
(Twitter、高田純 理学博士@gatapi21、午後9:15 - 2021年12月29日)
日本でEVが向かない証拠ですね…環境のためにEVを推進している欧州では今後廃バッテリーの処理の問題をどうするのでしょうね?CO2を出さないから環境に良いと言っていますが、リチウムイオン電池を廃棄するのには多額の費用がかかりますし、環境的にも悪いものがたくさん出ます。結局は環境に悪いです
(Twitter、艦これプレイヤー YSBM所属@Kancolleplayer0、午後5:31 - 2021年12月27日)
いかがでありましょうか。EVが持つ数々の課題が取り上げられているのであります。
■ツイートその1、その2
このツイートで指摘されているのは寒冷地特有の問題ではありますが、重要な指摘なのであります。
それはなぜEV車は充電する必要があるかと言えば、笑い話のようでありますが、それは長距離を走行してエネルギー切れになるからであります。
その時充電ポートが開かないなら、当然ではありますがこれ以上の走行はできなくなってしまうのであります。
この問題は、一見充電ポートの位置だけの問題に見えて、そうではないのであります。
寒冷地ではよくある夜間駐車中の、フロントガラスやボンネットの凍結であります。ガソリン車ならエンジンをかけしばらくおいておけば氷が溶けだすのでありますが、果たしてEV車ではどうなるのでありましょうか。
■ツイートその3、その4
ここで指摘されているのが、バッテリーの耐久時間であります。
寒冷地でなくてもこの問題もやはり致命的なのであります。
将来バッテリーの耐久時間が改善されたとしても、恐らくガソリン車のそれを上回ることは不可能であると言えるのであります。
それでも、社会はEV一択に舵を切るべきなのでありましょうか。
■ツイートその5
そして、廃棄バッテリーの環境問題であります。
欧米では、おそらくバッテリーの寿命がまだ残っていて、大量廃棄問題はこれから起こる問題と思うのでありますが、果たしてこの問題を真剣に考えている行政の責任者や研究者はいるのでありましょうか。
この問題に言及した記事をご紹介させていただき、このエントリーをお仕舞とさせていただくのであります。
みなさま、良い年をお迎えください。 KAI
EV大国の中国で顕在化、次の環境問題は「廃棄EVバッテリー」、Milton Ezrati、2021/08/04 06:30
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