今朝来た新聞で、遅まきながら一昨日の選挙結果を確認したKAIであります。こんなとき、ネットメディアではない「紙」のオールドメディアの、記録媒体としてのメリットが最大限発揮されるのであります。
そして、肝心の選挙結果がこちらであります。
公示前→10/18大濱崎氏→10/24KAI→10/31結果
自民 276→236→245→261(+16)
公明 29→29→29→32(+3)
立憲 110→133→127→96(-31)
維新 11→30→32→41(+9)
国民 8→9→7→11(+4)
共産 12→17→14→10(-4)
社民 1→1→1→1(+-0)
れいわ 1→0→0→3(+3)
N国 1→0→0→0(+-0)
諸派 1→0→0→0(+-0)
無所属 11→10→10→10(+-0)
合計 461→465→465→465
弱小政党は勘定に入れるな、との声は無視させていただくことといたしまして、4勝7敗。
KAIの予想を遥かに超える、維新の躍進となる結果で終わったのであります。
KAIは、自民党の失う票を奪うのは維新と予測したのでありますが、現実の結果は、維新が票を奪ったのは、立憲であったのであります。
それを示すのが、比例代表176議席の、党派別増減なのであります。
公示前→10/31結果
自民 66→72(+6)
公明 21→23(+2)
立憲 62→39(-23)
維新 8→25(+17)
国民 2→5(+3)
共産 11→9(-2)
社民 0→0(+-0)
れいわ 1→3(+2)
N国 0→0(+-0)
諸派 1→0(-1)
無所属 4→0(-4)
合計 176→176
なんと立件は、比例代表で23もの議席を失っていたのであります。
その受け皿となりましたのが、維新の17議席に加えて、自民の6議席であったのであります。
この現象を理解するヒントになりますのが、共産党の2議席減なのであります。
どういうことかとご説明いたしますと、連合が立憲離れを表明したことに象徴されますように、立憲支持者の多くは、共産党との共闘には否定的であったということであります。
この立憲と共産との共闘に対して、立憲支持者も共産支持者もノーを突き付けた結果の、比例代表の議席減であったのであります。
どうやら、枝野氏は、この結果の責任を取って、党代表の辞任の意向を固めたようではありますが、鉄板共産党は現状維持を貫くようであります。
さて、今後の見通しなのでありますが、残念ながら現状大きく動くことはないと、KAIは考えるのであります。と言いますのも、自民公明の与党体制は、両党ともそれを否定する要因は皆無であり、次の衆参議員選挙まで維持されることは間違いないのであります。
多少変化があると思われますのが、議席を大幅に増やした維新の存在なのであります。
ご承知の方は少ないと思われるのでありますが、維新はこれまで、議員数でかなわない衆議院ではなく、参議院で国会に数えきれない数の法案を提出し、これがことごとく無視されてきたのであります。
これが、やっと衆議院で実現できるようになった意味は極めて大きいのであります。参議院でのときのように、衆議院で無視することは関連法案成立に大きく影響を与え、きわめて維新の意見が国会に反映されやすくなったのであります。
国会での質問時間も、これまできわめて不当な扱いを受けてきましたことも、これが是正され、国会での質疑応答が活性化されることは、間違いないのであります。
以上が、今回の選挙のKAIの総括として、お仕舞とさせていただくのであります。 KAI
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