本日、2回目のワクチン接種を、無事終えたのであります。
これで、このお盆休みに帰省する子供や孫たちと、安心して会えることになり、まことにもってありがたいことなのであります。
それにしても、このワクチンに対するデマ、反ワクチン情報が世界中で飛び交っているのであります。
この状況を、河野太郎大臣が自身のブログにまとめているので、ご紹介させていただくのであります。
新型コロナウイルス感染症のワクチンに関するデマが流布されるようになってきました。まさにデマのオンパレードなのであります。そもそもなぜ、ワクチンに関する正しくない情報が飛び交うのでしょうか。
EUの対外行動庁(EUの外務省にあたる)が4月に公表した報告書によれば、中国やロシアが、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンの信頼性を傷つけるような情報発信をソーシャルメディアなどを使って複数の言語で行っています。
また、ワクチンに関する偽情報やデマを監視している団体によると、TwitterとFacebookにあるワクチン関連のそういった誤った情報の65%はわずか12の個人と団体が引き起こしていることが確認されています。
中には医師免許を持っているにもかかわらず、デマを流す人もいます。
ワクチンデマを流す目的は、一、ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せて、お金を稼ぐ、二、科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する、三、過去に誤ったことを発言したために抜け出せなくなっている、四、自分に注目を集めたい、ということが大きいと言われています。
日本で流布されるデマは、当初、海外で発信され、しばらくして日本にたどり着いたものが多くなっています。
今回のコロナワクチンに関する具体的なものをいくつか挙げてみると、
「ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」
実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、ワクチンを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります。その後、「ワクチン接種された実験用のネコが全て死亡した」というデマに替わってきていますが、ヒトに関する研究の前段階としての動物実験でネコは一般的に使われません。
現に、ファイザー社のワクチンの研究でネコが使用されたことはありません。
「ワクチン接種により不妊が起きる」
コロナワクチンに限らず、どんなワクチンに関しても流されるデマの一つです。これまでのワクチンで、不妊が起きたことはありません。
今回のコロナワクチンでも、不妊が起きるという科学的な根拠は全くありません。
ファイザー社の元Vice Presidentのマイケル・イードンという人が、「胎盤を形成するシンシチン?1という蛋白とスパイク蛋白が似ているため、スパイク蛋白の抗体がシンシチン?1も攻撃してしまう」と主張しましたが、実際には抗体が反応するために大切なアミノ酸の配列は似ているところが少なく、そのような反応が起きたことは確認されていません。
アメリカで行われた3958人の妊婦を対象とした研究で、流産や早産、先天奇形が起こりやすいということがないことも確認されています。
「卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する」
ワクチンの成分が体内でどう拡散するかを調べるために、放射性同位体を付加したワクチンをマウスに接種してみたところ、総放射能回収率は肝臓で最も高く18%となり、脾臓では1.0%以下、副腎では0.11%以下、卵巣では0.095%以下と、肝臓と比較して著しく低くなり、ピークも48時間でした。単にごく微量が卵巣に一時的に分布したということであり、蓄積というのは明らかな誤りです。
「ワクチン接種で遺伝子が組み換えられる」
mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれる可能性はありません。ヒトの遺伝情報はDNAの形で細胞の核の中に保存されています。
mRNAは細胞の核に入ることができません。
仮に、mRNAが細胞の核に入ったとしてもRNAをDNAに変換できませんし、それをヒトのDNAに組み込むこともできません。
「治験が終わっていないので安全性が確認されていない」
mRNAワクチンは、基礎研究、動物実験、治験が省略されることなく実施され、リスクを上回る臨床的に意味のある有効性が確認されています。その上で、いつまで効果が持続するかという長期の有効性を確認するための治験が継続して行われています。
「長期的な安全性がわからない」
mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません。
mRNAワクチンでもアナフィラキシーが起きることがありますが、症状が出るのは接種してから2日以内に限られます。
これまでのワクチンでも、ほとんどの副反応が6?8週間以内に起きることが知られています。
以上のことから、コロナワクチンの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません。
「ADE(抗体依存性増強現象)が起きる」
ワクチンや過去の感染により作られる抗体が、ウイルスの感染を増強してしまうことをADEといいます。デング熱ワクチンやSARSワクチンでこのようなことが起きたことがあります。
しかし、ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンでは、高い中和作用がある抗体とバランスのよいリンパ球の動きが確認され、動物実験でもADEは観察されず、大規模な治験においてもADEの報告はないことから、新型コロナワクチンに関して、ADEの可能性は考えにくいとされています。
この項は「こびナビ」( covnavi.jp , @covnavi)の監修をいただいております。
(ワクチンデマについて、ごまめの歯ぎしり、規制改革・行革・国家公務員制度・沖縄北方担当大臣、2021.06.24)
そして、デマの極めつけは、こちら。
アメリカ:新型コロナワクチン接種後の死亡者5,000人超える、有害事象294,801件引用元のページは、以下のwebとなります。 これに対して、KAIの反論がこちらであります。
https://www.openvaers.com/covid-data
(Twitter、Maxwell Smart@universalsoftw2、6月5日)
まるでワクチンによる死亡であるようなデマの拡散はお止めください。
■米国ワクチン接種後の死亡率0.003%(5165人/1億7083万3221人)
■不慮の事故死亡率0.059%(19万2176人/3.282億人)
死亡率0.003%は、不慮の死亡率の20分の1。明らかにワクチンが原因とは言えない。
アメリカ:新型コロナワクチン接種後の死亡者5,000人超える、有害事象294,801件(Twitter、KAI@kai_report、午後11:36 ー 2021年6月7日)
https://www.openvaers.com/covid-data
(Twitter、Maxwell Smart@universalsoftw2、6月5日)
「接種後の死亡と、接種を原因とする死亡は全く意味が異なります」
まさに厚労省のページにある説明通りなのでありますが、反ワクチン派は、これでもってワクチンへの恐怖を煽り立てているのであります。
一体彼ら、彼女らの目的はなんなのか。
これを河野大臣は、以下のように言っているのであります。
一、ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せて、お金を稼ぐ、
二、科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する、
三、過去に誤ったことを発言したために抜け出せなくなっている、
四、自分に注目を集めたい、
そして、これら目的にまんまと乗せられ、デマの言説をリツイートし、デマを根拠にして繰り返し自ら輻輳デマを拡散する、反ワクチンを煽り立てる人々の存在こそが、ワクチン接種の大きな障害と化しているのであります。
その結果が、こちらであります。
西村康稔経済再生担当相は2日の記者会見で、沖縄県うるま市の県立中部病院で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)に関し、ワクチン接種を希望していなかった看護師十数人のうち、12人が感染していたと明らかにした。ワクチン未接種の看護師が、反ワクチン派の言説に影響されたことは、間違いないのであります。西村氏は「医療機関や高齢者施設のクラスターは減少傾向にある。ワクチン接種を進めているので、こうしたことは珍しい」と指摘。そのうえで「ある棟の看護師らがワクチン接種を希望していなかった。十何名だ。看護師では珍しいが、十何名のうち、12名が感染したと聞いている」と語った。
同病院はコロナ治療を担う重点医療機関。5月下旬から職員や患者の計51人のクラスターが発生し、うち入院患者17人が死亡した。
(ワクチン非接種の看護師12人が感染 沖縄の県立病院、2021/7/2 18:43)
ある方のツイートです。
自分がワクチンを打たないのは、自由です。でも、他人がワクチンを打たないようにする権利は、あなたにはありません。
KAI
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