タイブレークと言う言葉を、みなさんはご存じでありましょうか?
昨年から、コロナ騒動の影響で、野球のタイブレークが注目を集め始めたのであります。
試合を長引かせないために、野球の延長戦は、10回から、1アウト、ランナー1、2塁からゲームを始めるというルールであります。
実は、タイブレークと言う言葉は、テニスにおいては長いのであります。
国際テニス殿堂の設立者としても知られるアメリカのジェームズ・ヴァン・アレン(James Van Alen)が試合時間短縮のために1965年に考案し、1971年のウィンブルドン選手権で初めて導入された。この時には最終セット以外のセットでゲームカウントが8-8となった後に行うというルールであり、1979年にゲームカウント6-6の後に行うというルールに変更された。このタイブレークについて、このブログでも2、3度解説を試みたのでありますが、いま読み返しましても、情けないほどにわかりにくいのであります。4大大会のうち全仏オープンの最終セットはタイブレークを採用せず、2ゲームの差がつくまで試合は行われる。全米オープンでは慣例として、最終セットでは6-6でタイブレークに入るルールとなっている。全豪オープンでは2019年大会から最終セットでもタイブレークに入るようになり、さらにその場合は10ポイント先取で勝利となるルールとなった。ウィンブルドン選手権でも2019年から最終セットのゲームカウントが12-12となった場合、タイブレークに入るルールが導入された。
(タイブレーク、Wikipedia)
捲土重来、そこで改めまして、このタイブレークの解説を試みたいと思うのであります。
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■ダブルス、A、Bペア対C、Dペアの対戦
■タイブレークは、ゲームカウント6-6でスタート
■まず、6-6最初のサービスは、Aさんがフォアサイドから1本サービスを打って、相手のCさんに交代
※ここがポイント、まず1本だけサービスして、相手に交代する。以降バックサイド、フォアサードの2本のサービスを繰り返す
■次は、Cさんが、バックサイド、フォアサイドと、2本サービス
■次は、Bさんが、バックサイド、フォアサイドと、2本サービス
■次は、Dさんが、バックサイド、フォアサイドと、2本サービス
■次は、Aさんが、バックサイド、フォアサイドと、2本サービス
この繰り返し、です。
これを、先に7ポイント取ったペアが勝ちになります。ポイント6-6の場合、
2ポイント差がつくまで続けます。
コートチェンジは、6ポイントごとに行います。
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いかがでありましょうか。 KAI
(p.s.)
本日の全豪、女子車いすテニス決勝、ファイナルセットのタイブレークで、7ポイントを取ったデフロート(オランダ)が、歓喜の中、ネットに近づいて、審判からまだ試合は終わっていないと、注意を受けるのであります。
そうです、今回から車いすテニスでも10ポイント制が、導入されたのであります。残念ながら対戦相手の上地結衣は、ここで力尽きて、準優勝でした。
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