なるほどと言えば、なるほどなのであります。
ここまで自民党が大敗するとは。
この理由は、簡単。
自民党への狂気のメディアスクラム。
と言うことで、まずは結果がこちらであります。
1/1選挙ドットコム→6/22日刊ゲンダイ→6/26JX通信社→6/27KAI予想→7/2結果
都民ファースト 49→48→41→47→55
公明 23→22→6→23→23
自民 30→41→25→37→23
民進 10→1→8→2→5
共産 12→13→15→16→19
生活 2→2→ - →2→1
維新 1→0→ - →0→1
まずは3勝4敗だったのであります。
そして、KAIが予想いたしました自民党の37議席のうち、23議席しか獲得できなかったその差14議席はどこに消えたのでありましょうか。
それは、都民ファースト8議席、民進3議席、共産3議席だったのであります。
都民ファーストの8議席はと言いますと、当選後追加公認した6議席が大きく影響しているのでありますが、KAIの予想は、確かにすべて自民党だったのであります。
その理由は、有権者のみなさんが無所属よりは自民党を選ぶと考えたのでありますが、狂気のメディアスクラムが、この判断に大きく影響を与えたことは、まず間違いないのであります。
意外でありましたのが、民進3議席であります。いずれもぎりぎりではあるもののすべて次点は、自民党だったのであります。
もちろんこの理由は、次点へいくはずだった自民票が都民ファーストへ流れたからであります。
あと、共産党3議席はといいますと、これは事前の予想通りの漁夫の利以外の何者でもないのであります。
以上、かように考えますなら、都民ファーストへのぶれ幅が予想以上に大きかったものの、全体的な予想傾向に間違いはなかったと思うのであります。
そして、KAIの0議席と言う予想に反して、幸いなことに1議席を維持することができた維新であります。
こちらも最下位と次点が自民であったのであります。自民の票が、トップと2位を独占した都民ファーストへ流れたことが幸いして、維新は貴重な1議席を獲得することができたのであります。
ですので、これは決して、積極的に維新が評価されての結果であるとは言えないのであります。
これを象徴するように、テレビから放映される有権者の言葉、「だって維新は大阪の政党でしょう?」と言うのが、東京の人々から見た、日本維新の会と言う実像なのであります。
維新は、この言葉を謙虚に受け止める必要があるのであります。
すなわち「大阪の改革を東京でも」と言う維新のキャンペーンを、東京の有権者は拒否していると言う厳然たる事実であります。
維新が、今回の選挙から得るべき教訓とは、まさにこのことなんであります。
おおさか維新の会の名前のときは、「大阪の改革を東京でも」に何の問題もなかったのであります。しかし、日本維新の会の名前になってもなお「大阪の改革を東京でも」ではおかしいことに維新は気付く必要があるのであります。
なぜなら、日本維新の会は国政政党なのでありますから、国政に大阪の改革は直接関係ないのであります。
この言い訳に、都政は国政でないのだからと維新は言うかもしれません。
しかし、東京の有権者はこれを強く否定しているのであります。
まずもって維新が強く押し出すべき国政での政策は、官僚との戦いであります。この延長での官僚支配の都政との戦いなのであります。
このあたりは、長くなりますのでまた別の機会とさせていただくのでありますが、このたびの選挙で維新が1議席獲得できたことで、安堵してしまったら、維新の未来はますます見えなくなってしまうと、KAIは危惧することしきりになるなるのであります。がんばれ、維新! KAI
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