さてそろそろ参院選の予測でもしますか

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と言うわけで、参院選の予測であります。

ここにきて、民共連合にとって、決定的に致命傷となりましたのが、こともあろうにNHKの日曜討論と言う、日曜午前中全国放送の場での、共産党議員による「人殺す予算」発言なのであります。

ことの顛末をご存じない方は、まずはこちら(共産「人殺す予算」発言 藤野保史政策委員長が辞任「深く反省しおわび」)をご覧いただければお分かりいただけると思うのでありますが、さすがにこれはまずいと思った共産党。

しかし時すでに遅し。

批判の嵐は、当分収まりそうにないのであります。

しかも、これに火の粉を浴びたのが、同席しながらこれを糺そうとしなかった、民進党のガソリーヌこと山尾政調会長だったのであります。

参院選、共産党と一人区の候補者調整をして戦う民進党にとっても、この発言はとんでもないダメージを与える発言となるのでありますが、これにその場で咄嗟に反応できない失態を演じてしまったのであります。

この民進党にとってのダメージとは何かと申しあげますならば、共産党と候補者調整をした一人区への影響であります。

民進党にしろ共産党にしろ、調整した候補者が楽勝できる選挙区など、ただの一つもないのであります。

そのほとんどが、自民党候補者との接戦になる。

このとき、今回の「人殺す予算」発言が、微妙に効いてくることになるのであります。

もちろん、マイナスの方向に効くのであります。場合によって、一人区全敗さえありうると、KAIは考えているのであります。

当事者である共産党につきましては、こちらは大半が比例でありますから、直接的な影響は少ないものの、全国の絶対得票数は、あきらかに落ち込むのであります。

とはいえ、ここ何年かの共産党の伸びは決して無視できるものではなく、そこそこの議席は増やすものと思われるのであります。

民進党の落ち込みの受け皿となりますのが、自民党と、あと一つ、おおさか維新の会の存在なのであります。

これは、選挙区での勝利はもちろん、恐らく全国比例の得票数が、大幅に伸びる形で現れるのではないかと考えているのであります。

そして、最後に一つ。

弱小政党の消滅の始まり、であります。

いままで乱立傾向にありました弱小政党でありますが、これから選挙のたびに議席を失い、やがては全議席を失うことになる、そのきっかけとなるのが、今回の参院選であると思うのであります。

以上の考察を重ねました結果、以下の通りの数字となるのであります。

・自民(改選50)民共連合失敗に助けられ増加(期待プラス10、政策プラス2)→プラス12
・公明(9)民共連合失敗に助けられ増加(期待プラス4、政策マイナス2)→プラス2
・民進(46)6年前の勝たせ過ぎ反省から大幅減(期待マイナス10、政策マイナス10)→マイナス20
・維新(2)(期待プラス4、政策プラス5)→プラス9
・共産(3)人殺し発言で無党派離れ(期待プラス8、政策マイナス5)→プラス3
・生活(2)消滅 →マイナス2
・社民(2)消滅 →マイナス2
・その他(7)→マイナス2

合計 →プラス26、マイナス26

はてさて、天の配剤はいかなることになりますやら。 KAI