恐らく100年、200年後の歴史書には、間違いなく、今回の2015年11月22日大阪ダブル選挙において、おおさか維新軍が、東京霞ヶ関官僚軍と、その走狗である在阪マスメディアとに対して、その歴史的勝利をおさめたと、記録されるのであります。
今回直接の対戦相手となった、大阪自民党とは、実は、東京霞ヶ関官僚軍の、大阪戦闘部隊であったのであります。
そして、その官僚軍の走狗部隊である、在阪メディア。
この部隊の働きこそ、現代戦の基本中の基本、情報戦が、この戦争の行方を、決定的に左右することになったのであります。
「他人をあざむいて錯誤に陥らせる行為」この枚方市長選挙の重要性をきわめて重視していた維新軍に対して、油断していたのが、官僚軍。
まさに、彼らのある「行為」とは、これだったのであります。ここであらためてご紹介するまでもなく、自民党や共産党が各戸に配布した大量のデマチラシ、事実とは程遠い嘘八百の街頭演説、これを検証することなく垂れ流した在阪メディア。まさにグルになっての「集団詐欺行為」をはたらいていたのであります。
もしこの詐欺行為が少しでもなければ、どうなっていたのか。
それを証明したのが、今回の枚方市長選挙であります。
(大阪都構想再び)
大阪の一自治体に過ぎない枚方市。
歴代官僚軍支配のひとつに過ぎない枚方市、維新軍に負けるわけがないとの思い上がりがあったのであります。
みごと在阪メディアは、大阪維新の動きを報道しないことをいいことに、官僚軍の動向も一切報じることがなかったのであります。つまり、これを自分たちが戦うべき戦であるとの認識が決定的に欠けていたのであります。
しかし、考えてみれば、地方のメディアからみれば、一地方の市長選挙などと言うものは、そもそも昔から、こう言うものであったのであります。
その間隙を、維新軍はついてきた。
この一見小さいとも見える初戦に勝利を収めた維新軍が、次に照準を合わせたのが、交野市議選と東大阪市議選だったのであります。
この一連の戦において、維新軍が全戦全勝をおさめた事実は、意外や意外、在阪メディアでさえ、深く認識できてはいなかったのであります。
そして、これが最後となるかもしれない、本当の最終決戦、大阪ダブル選挙であります。
この最終決戦に先手を打ったのが、維新軍。
藤井氏の問題性はこれまでも指摘し続けてきたが、別添1によって、同氏は特定の候補者や特定の政治団体を利すること、または特定の候補者や特定の政治団体を不利にすることを目的としてテレビ番組を利用していることが明らかとなった。いわゆる藤井教授BPO問題であるのであります。
同氏の発言等は政治的自由の一環として保障されるのは当然であるが、特定の候補者や特定の政治団体を利すること、または特定の候補者や特定の政治団体を不利にすることを目的としてテレビ番組を利用しようとする意図を明確に持つ者を、テレビ番組のレギュラーコメンテーターとして起用し続けることは、放送法4条に明確に違反する。
なお別添1のメールは、信頼し得る者から入手した物であり、その者の立場、入手経路、その内容からして、真実の物と考えられるが、当会の裏付け調査にも限界がある。
貴機構において当事者からの事情聴取などで真偽を確認して頂きたい。
(放送倫理・番組向上機構宛申立書)
これが、在阪メディアの中心であるテレビ局に、痛烈な打撃を与えることとなったのであります。
コメンテイターで出演していた藤井氏の、テレビ出演の見合わせを始めとして、メディアによる官僚軍よりの報道が、蜘蛛の子を散らすように消えうせたのであります。
この効果は、てきめんとなって現れるのであります。
ダブル選挙での出口調査。
テレビをほとんどの情報源としていた、70代以上の高齢者。
この大阪都構想への支持率が、先の住民投票の時とくらべて、大幅に改善したのであります。
実は、今回の維新軍の圧倒的勝利の、根本原因とは、間違いなく、ここにあると、KAIは考えているのであります。
さて、これからはてしなく続く、官僚軍との戦い。
やはり、このポイントは、情報戦。
いかに、官僚軍の走狗であるテレビを征するか、これがポイントとなるのであります。
とにもかくにも、テレビにめちゃくちゃ強い、橋下徹と言う最強のカードを温存することに成功した、維新軍。
これこそが、今後の維新軍対官僚軍の戦いの趨勢を占う、きわめて重要な意味を持つのであります。 KAI
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