ながい、ながい、システム側との戦いの中の、大きな前進であります。
朝日新聞の、落城。
今後社主および経営者が変わらない限り、朝日新聞の再生はあり得ないのであります。
この、百年単位の戦において、朝日新聞の落城など、歴史の中のほんの一こまにすぎない。
システム側との戦いは、巨大であります。
さて、このシステム側との情報戦とは、今後、いかなる展開をみせるのか。今回は、このとてつもなく大きい潮流の趨勢を読み解くための、重要なヒントとなる情報を、みなさまにお知らせするのであります。
まずもって、みなさまに最初にご理解いただく必要がありますのは、今回の朝日新聞落城と、9月21日、維新の党が結党宣言をしたこととの間には、きわめて重要となる直接的意味があるのであります。
それは、朝日新聞落城のビフォア、アフターをお考えいただければ、簡単にお分かりいただけることであるのでありますが、朝日新聞と戦ってきた政党の有無であります。
そうです、奇跡的に、橋下徹がツイッターを武器に戦ってきた、現維新の党をおいて、いまだかつて存在しなかったわけであります。
いまだかつて、いったいいかなる政党が、朝日新聞と対峙し、かつ勝利を手中に収めてきたことがあったでありましょうか?
この意味で、維新の党の誕生と、朝日新聞の落城が、同時期に起きたことは、決して偶然の出来事ではなく、直接的意味のある出来事であったのであります。
これが、今後にどのような影響を与えるかと申しあげますならば、ほんの一例ではありますけれど、あいもかわらず毎日新聞が維新に対して無責任な言説を撒き散らしている一方、朝日新聞は維新に対してはきわめてストイックな言論を強いられている、そう言う影響を与えているのであります。
もちろん、毎日新聞もまた、落城の憂き目にあうのでありますが、これについてはまたそのときに言及するのであります。
さて、ここにきて実に興味深い動きをみせているのが、みんなの党であります。
隠居を命じられたはずの、殿のご乱心であります。
昨晩、一昨晩と、BS日テレ深層ニュースに交互に出演した、渡辺喜美と浅尾代表。
どちらが共感を得られたかと言えば、もちろん浅尾代表であったのでありますが、一方で渡辺喜美を支持するみんなの党の議員が12人もいるのは、いったいこれはなぜなのか。
これを説明するのが、ロジック思考とレトリック思考、そして朝日新聞落城なのであります。
んん?って思われるみなさんのために、これをご説明したいのでありますが、詳細は次回とさせていただくとしまして、今回は要点のみ。
・はじめから結論ありきの思考方法をレトリック思考と言います。
・この典型が朝日新聞の報道姿勢であったのです。
・ところがいままで朝日新聞の読者はなんの疑問も感じなかった。
・今回の朝日新聞落城で、一転、このレトリック思考をうさんくさく感じるようになった。
いままで、日本のジャーナリズムや論壇を深く汚染し続けてきた、このレトリック思考。日本人の大多数が、これに慣れきってしまい、なんらの疑問も感じることがなかったのであります。
いえ、疑問を感じるどころか、ロジック思考の典型である橋下徹や竹中平蔵に対して、理屈っぽいであるとか口先男であるとか、罵声をあびせつづけてきたのであります。
朝日新聞落城は、こうした日本人の「空気」を大きく変えた。
この観点に立って、いまのいま内紛真っ最中のみんなの党のお二方を見ればよろしいのであります。
ようやく、レトリック思考のうさんくささに目覚めた浅尾代表。あいもかわらずレトリック思考の醜さをふりまく、渡辺喜美。
どちらに正統性があるか、もはや説明するまでもないのであります。
そして、正統性があるものが、生き残る。これを「正統性」思想と言うのであります。 KAI
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