誰が役者たちに火を点けたのか?

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みなさん、ちょっと、おかしいとは思いませんか?

いえいえ、おさわがせ秘密保護法のことではございません。

NHK土曜ドラマ、太陽の罠をみながら、KAIは、気が付いたのであります。

そうです、このドラマの中で、迫真の演技をみせる尾美としのりであります。

 名古屋に本社を置く大手家電メーカー、メイオウ電機にアメリカのゼスター・リサーチ社より警告状が届く。
社運をかけた太陽光パネルの技術が特許侵害であるとして、膨大な賠償金とライセンス料を要求するものだった。
騒然とする社内で産業スパイではないかと疑われたのが、知的財産部の長谷川(西島隆弘)。
年上の美しい妻、葵(伊藤歩)とつつましい結婚生活を送り始めた矢先の出来事だった。
ゼスター・リサーチ社は「パテント・トロール」と呼ばれる、アメリカの特許マフィアで、謎の男、澤田(塚本高史)が裏から手を引いていた。一方、社内の訴訟対策室で奔走する濱(尾美としのり)は、上司の村岡(伊武雅刀)から度重なるしっ責と侮辱を受け、ついに村岡の頭を殴打し、山中に埋めてしまう・・・。
この事件が導火線となり、男と女たちの“愛”と“プライド”をかけた、しれつな駆け引きが始まっていく。
土曜ドラマ太陽の罠
尾美としのりって誰?

って思う方には、あの朝ドラNHKあまちゃん、そのあまちゃんのパパであります。

と言うことで、いったいこの尾美としのりの、何に気づいたのか。

それは、尾美としのりの「本気」であります。

KAIは、尾美としのりと言う役者を何度もみてきた記憶があるのでありますが、あまちゃんのパパを演じたときから、なにかそれまでとは違うものを感じていたのであります。

それが、いま、太陽の罠の尾美としのりをみて、確信した。

演技の質が、数段レベルアップした。

実は、これはあの、倍返し男、堺雅人にも言えることであったのであります。

KAIが、この堺雅人に注目したのが、彼が主役を務めた映画ゴールデンスランバーであったのであります。

この映画の中で、堺雅人は首相暗殺犯に仕立て上げられた元宅配便ドライバーを好演するのでありますが、まるで半沢直樹とは対照的な役であったのであります。

ところが、であります。

この堺雅人が、半沢直樹で豹変した。

この結果の、視聴率トップであったと、KAIは思うのであります。

と、ここにきて、堺雅人、尾美としのり、この二人の「役者」の魂に火を点けた、もう一人の「役者」がいる。今回、これにKAIは気づいたと言うわけであります。

そしてその「役者」とは、香川照之。

そうです、歌舞伎役者、二代目市川猿翁を父に持ちながら、ながいあいだ歌舞伎役者としてではなく活躍してきた今、九代目市川中車を襲名したと言う、異才の役者の登場であります。

この、香川照之と、堺雅人。映画ゴールデンスランバーの中で、堺雅人演じる青柳雅春を執拗に追い詰めるのが、警察庁課長補佐佐々木一太郎 香川照之と言う関係であったのであります。

これが、堺雅人はわかった。

香川照之と言う一人の役者の革命的「脱皮」であります。

そして、尾美としのりも、まったくもって共時的に反応したのであります。

では、なぜ尾美としのりであるのか。

そのわけは、こちらであります。

生年月日 1965年12月7日
香川照之

生年月日 1965年12月7日
尾美としのり

尾美としのりもまた、香川照之と運命的に繋がっていたのであります。

これに、人々が、視聴率と言うかたちで反応している。

いまのいま、起きている「真実」であります。 KAI