やっぱり、タイトルが悪い!と苦虫をかみつぶす一郎くんの顔が目に浮かぶようですが、そういえばこの「人月問題」についてしばらく前にツイッターでつぶやいたことを思い出した。と言うことでこれを再掲させていただくのであります。
http://blogos.com/article/71210/?axis=g:0 …
「見積りの根拠出してくれっていったら、金くれって言われたよ」の問題点について、
の、問題点について
見積りとは、なんであるのか?
この根源的理解が、この筆者はできていません。
ま、IT業界の癌、と言える病巣であります。
ジュネス (jyunesu) ?@jyunesu_@jyunesu_ 人月見積りと言って、アプリを作るのにかかる人件費と言う原価を見積もります。いわば「人」と言う商品を販売する「人売り商売」です。@kai_report わたしも、分かりません。
@kai_report わたしも、分かりません。
IT業界の見積りとは、どのようなものなのですか
ほかの業界と違うのですか。
IT業界の見積りとは、どのようなものなのですか
ほかの業界と違うのですか。
ジュネス (jyunesu) ?@jyunesu_@jyunesu_ 一人あたりの原価とは、要するに給料のことです。日本の場合、能力の差に比べて給料の差はたいしたことはありませんが、本来アプリ開発の見積もりとこの給料の間にはなんの関係もありません。@kai_report 回答ありがとうございます。一つ疑問の思うのは、・・・
@kai_report 回答ありがとうございます。
一つ疑問の思うのは、人によっ能力が違うと思いますが、
エキスパートとビギナーでは、一人あたりの原価が違うのですか。
見積りとは、単価掛ける数量です。
ここで重要なことは、数量単位であります。
最悪は「一式」。そして最悪次点、「人月」。
あなたは冷蔵庫を買うとき、0,5人月、25万円の冷蔵庫を買いますか?
こんなことを、SIerやメーカーばかりではなく、国までもがえんえんとやり続けているのであります。
つまり、あなたは、冷蔵庫と言う商品にかわる、なんの商品を買うのか?
その商品の価格がいくらなのか?
この350万円を、富士通が1円で見積もったらと考えればよろしいのであります。
おかしいでしょう?
要は、価格表があるかないか、問題はこれだけです。
ただ単に、価格表を持っている会社に、注文すればいいだけです。
http://blogos.com/article/71210/?axis=g:0 …
問題の本質は、この筆者をせめるわけではありませんが、IT企業の経営者の無知と無作為です。
ITに夢を抱く若者を失望させる、根源的原因が、この「人月見積り」にあるからです。
プログラマとして就職した学生が、まず最初に受ける試練が、「バグ」という、「ミス」です。
この「ミス」を根拠に、この新人は、現場で、とんでもないことを要求されることになるのです。
「ミス」したあなたが悪い。
かわりに、これをやってほしい。
わかりました。
さて、この出来事に、IT企業の見積り担当者は、いかなるかたちでかかわることができるのでしょうか。
そうです。
人月を売っているのですから、その、バグも、ミスも、不具合も、一切、見積りには関係しないのです。おまけに、「かわりに、これをやってほしい」、つまり、追加仕様にも、まったくもって無力です。
もし、人月見積りではなく、機能見積りであったならば、追加仕様には、見積り担当者(すなわちIT企業の経営者)が、直接的にこの問題に関与できるのです。
KAIは、なんとかして、この問題に答えを見出したいと思っています。
「クニ」
これは、銀行口座の取引明細に記載される、振込人の名前です。
そうです、国税庁も、法務省も、その業務委託の支払い時、この名前で、委託先の銀行口座への振込を行うのです。
そして、その内訳は、すべて「人月」。
国家が行う仕事、そのすべてが、「人月」で予算化されている。
もちろん、すべての国家の仕事がそうであるとは言わないけれど、少なくともITは100%が、これ。
はあ???
ため息、しかありません。
私はこうやって顧客の体制図要求と闘った
いずれにしても、SEマネージャーの方はぜひ考えてほしい。「IT業界の慣習的な体制図や常駐、人月見積もりにどれだけの意味があるのか。体制図、常駐、人月を提示すれば本当にプロジェクトがうまくいくのか」
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