お母さん、放射能よりパン食を心配するべし(2)

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またまた、日本のお母さん、食材偽装で騒いでる場合ではないですよ、と言う激震ニュースが飛び込んできたのであります。

 米食品医薬品局(FDA)は7日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の使用を段階的に禁止すると発表した。この措置により「年間2万件の心臓発作を予防でき、心臓疾患による死者を7千人減らせる」としている。

 FDAはトランス脂肪酸を「食用として安全と認められない」と暫定的に判断した。60日間の意見聴取期間を経てこの判断が最終的に確定すれば、許可を受けた場合を除き使用を原則禁止する。食品業界には激変緩和措置として一定の猶予期間を与える。

 FDAによると、トランス脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを増加させ、心臓疾患のリスクを高めるという。米国の食品業界や飲食店ではすでに使用をやめる動きが広がっており、米国民のトランス脂肪酸摂取量は2003年の1日当たり4.6グラムから12年には1グラムに減った。(ワシントン=芦塚智子)
トランス脂肪酸、米が使用禁止 「心臓発作を予防」

食材の偽装で人が死ぬわけではない。(中国産を隠ぺいする偽装はこの例にあらず)

であるにもかかわらず、なんですか?このから騒ぎは。

と言うことで、すでに、この危険性については、このレポートで何度も取り上げてきたのであります。

お母さん、放射能よりパン食を心配するべし
ところがであります。

日本の監視当局は、原発事故と一緒。業界団体べったりの結論しか導き出せない。

とりすぎると心筋梗塞などのリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」について、食品安全委員会は、安全性を検討した結果、「通常の食生活では健康への影響は小さい」とする見解をまとめました。

「トランス脂肪酸」は、マーガリンや洋菓子で使うショートニングという油に比較的多い脂肪分で、WHO=世界保健機関は、とりすぎると動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めるとして摂取量を食事でとるエネルギーの1%未満に抑えるべきだとしています。
食品安全委員会は、日本人の食生活を基にトランス脂肪酸の安全性を2年近くにわたって検討し、8日、見解をまとめました。
この中で、摂取カロリーに占めるトランス脂肪酸の割合は日本人の平均で0.31%にとどまり、洋菓子や油分の多い食品を頻繁に食べる人を除くと、高い人でも0.61%から1%だったとして「通常の食生活では健康への影響は小さい」と結論づけています。
ただ、10代後半の女性や20代の男女では、ほかの年代より高くなる傾向があったということで、「油分が多い食事に偏っている人は注意が必要だ」としています。
また、一部のマーガリンにはトランス脂肪酸の割合が10%を超えるものがあったとして、食品メーカーに改善を求めています。
トランス脂肪酸を巡っては、去年、消費者庁がほかの栄養成分と並べて表示するよう求める指針をまとめています。
(トランス脂肪酸“影響小さい”、NHK、2012年3月8日 19時0分)
お母さん、放射能よりパン食を心配するべし

この彼我なる違いは、いったいなぜ起こるのか?

根本の問題は、ここにあるのであります。

そして、この問題を解決する、その問題の本質がどこにあるのかと言えば、それは「正統性」思想問題に他ならないのであります。

この内容をご説明したいと思うのでありますが、これもまた、おそろしくながくなりますので、時間をかけて次回以降のテーマとさせていただくのであります。乞うご期待。 KAI