あげまんの法則(2)

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渾身の3連発レポート、最後がこれかい、とのヤジが飛んできそうでありますが、ぜひとも田中将大くんの姉さん女房、里田まいさんを取り上げてほしいとのご要望がありましたので、今回はあらためまして再びの「あげまん研究」であります。

と言うことで、あまりよく存じあげない里田まいさんについて、ネットで検索。

 9日のソフトバンク戦に勝利し開幕からの連勝記録をプロ野球新となる16に伸ばした楽天のエース・田中将大投手だが、注目を浴びているのが「おバカタレント」としてブレークした妻・里田まいの内助の功だ。

 「里田は田中を支えるために芸能活動をセーブ。楽天の本拠地がある仙台の仙台駅にほど近い高級マンションで田中のことを第一に考えた生活を送り、アスリートの食のサポートを目的にした民間資格であるジュニア・アスリートフードマイスターを取得。合格率は90%台で、国家資格である調理師免許や管理栄養士ほどの難関ではないものの、資格を取得できたということは、クイズ番組で見せつけていたおバカぶりは演技だったに違いない」(芸能記者)

 里田のブログを見ると、毎回、田中が家にいる時の食卓にはご飯と汁物以外に6?7皿のおかずが並ぶが、そのレパートリーは多彩。油を一切使わない「鶏胸肉のカツ」、「豚ヒレ肉の照り焼き」、金目鯛で作った「アクアパッツァ」、オーブントースターで焼いた「ちくわの納豆チーズ乗せ」、オリジナルのパスタ「枝豆のペペロンチーノ」、「タコの和風マリネ」、「ホタテとニンニクのおろしポン酢」などなど。

 「里田といえば、自身のブログのタイトルを『里田米』としているほどの米好きで、三年前から佐渡島で『里田米』プロジェクトを始動させて販売。すでにおいしいごはんの食べ方について書かれた本を発売しているが、各出版社が水面下で里田のレシピ本争奪戦を繰り広げているようだ」(同)

 今オフにはメジャー挑戦を表明する可能性が濃厚な田中だが、海を渡っても里田のサポートがあれば日本と変わらぬ活躍を期待できそうだ。
ちっともおバカじゃなかった里田まい

そのものずばりの記事が、あったのであります。

なるほど、彼女の支えがあってこその、田中将大くん、新記録達成であったと言うわけであります。

この記事を読んでKAIがおもしろいと思いましたのが、前回のあげまん、前田健太の妻成嶋早穂もそうでありますが、渾身の家庭料理であります。

もちろん、体が資本であるスポーツ選手の妻でありますから、食事に一番気を使うのは当然と言えば当然であります。

とは言え、なぜ家庭料理であるのか。

と、ここで、前回ご説明しました、あげまんの定義であります。

それは、「あげまん」の女とは、決して「自分が」と言うことばを発することがないのであります。「自分」のことは決して言わない。
あげまんの法則
この「自分」を言わないことと、家庭料理との間には、いったいいかなる関係があるのか。

これが、問題であるのであります。

と言うことで、この問題を理解するために、まずは「料理」とは、そもそもなんであるのか。この料理の本質を理解することから、この答えを探してみるのであります。

それは、お店で出す料理と、家庭での食事の違いに、その秘密があるのであります。

ほとんど多くの家庭で、主婦が、家族のために食事を準備し、お弁当をこしらえているのであります。

その料理の中身は、亭主であるとか子どもたちであるとか、具体的に、それを食べる人をイメージして調理されたものであるのであります。

ところがであります。

家庭料理は、これを作った本人も食べる。

そうです。自分が調理する料理の中に、無意識のうちに、「自分」が入り込んでしまっている。

これに、みなさん、気づかないのであります。

この結果、なにがおきるのか。

無意識のうちに、その食事によって生み出される、自分(料理人)が「理想」とする肉体、すなわち、自分自身と言う「コピー」の再生産を目的とされることになるのであります。

これを、あげまんの女房は、拒否する。

決して、自分自身の「コピー」は、眼中にないのであります。

だって、「コピー」は、旦那ではなく、その旦那の子どもであることを、明確に理解しているからであります。

もちろん、これは意識してできるものではないのでありますが、「内なるもの」と「外なるもの」の関係のなかから、これまた必然の結果である。と言うご説明は、また、次回とさせていただくのであります。 KAI