ご心配をおかけしております、我がアップルでありますが、いよいよ復活の狼煙があがって、俄然面白くなってまいりました。
ちょうど1年ちょっと前に、KAIはこんなことを申しあげたのであります。
懸案である、アップルの次なる「イノベーション」。そうです、ジョナサン・アイブによる、「アプリケーション」をデザインしなおすことにこそ、アップルの次なる「イノベーション」があるのだと。この議論もまた、すべてこの中にあるのであります。
それは、iOSアプリであり、iCloudこそが、アップルの次なる「命運」を握っていると言うことであります。
その意味でiPad3の「変節」は、もちろんたちまち修正を余儀なくされるでありましょうが、そうではなくティム・クックがいかなるあらたなる「アプリケーション」を「発見」することができるのか。これにすべてがかかっていると言えるのであります。
そして、このお話は、最終的にキーを握るのが、ティムではなく、ジョナサン・アイブとなるであろうことも容易に推察できるのであります。
このアイブが、「ハードウェア」としての「iApple」ではなく、「アプリケーション」としての「iApple」をデザインする。このことだけにのみ、意味があることに、彼が目覚めることができるかどうか。あらためて言い直すならば、ここにすべてが、かかっていると、KAIは考えるのであります。 KAI
(iPad3、その分かれる評価の意味するものとは?)
なんと、時代はそのとおりの展開になってきたようであります。
しかし、そうした状況は変わりつつある。iOS担当シニアバイスプレジデントだったForstall氏は2012年、Appleの「Maps」の大失敗を受けて解任された。そして、Appleの最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏はすぐに、ハードウェアデザインの担当だったJony Ive氏をiOSとそのデザインの責任者に任命した。さすがに、あのMapsでは、ただでは済まないと思いましたが、そうですか、見事にジョナサン・アイブ登場の絶好の機会となったようであります。Scott Forstall氏がスキュアモーフィズムの最大の支持者だったとすれば、Jony Ive氏は最大の反対者である。Ive氏はシンプルでフラットなデザインを好むことで有名だ。どちらもiOSの特徴ではない。しかし、昨今の報道が事実であるとすれば、Ive氏はiOSに自らの意向を大きく反映させようとしている。
iOS 7は、2013年6月に開催のWWDCで発表されると見られており、よりフラットで「けばけばしさを排除した」インターフェースが採用される見込みだ。非常に大規模な全面刷新となるため、AppleはiOS 7を予定通りに完成させるために、リソースを追加投入しているという。
(中略)
Appleはメディアの評論家たちの意見に耳を貸さないし、その必要もないが、歴史には耳を傾けるべきだ。歴史は、今こそiOSを刷新して神秘性を取り戻せと告げている。幸い、AppleとJony Ive氏はそのことを分かっているようだ。
Ive氏によるiOSの再設計は、ぎりぎりのタイミングで実施されることになる。Appleが「Android」に立ち向かうためのインターフェースで、ユーザーにMapsの一件を忘れさせ、驚きを与えるチャンスは1度きりだろう。しかし、実現できる人物がいるとしたら、それはIve氏である。
iOS 7はAppleにとって転換点となるだろう。Appleは魔力を取り戻すことができるのか、それとも凋落する運命にあるのか、iOS 7によって明らかになる。
(「iOS 7」で予想される全面刷新--アップルとJ・アイブ氏がMySpaceから学ぶべき教訓)
まさに、災い転じて福となす、を地で行くお話となったのであります。
もちろん、アプリ開発者からの激しい抵抗が予想されるでありましょうが、アップルが生き残るには、この道しかないと、KAIは考えているのであります。
そして、iOS7から生み出されるまったく新しいアプリケーションとは、いかなるものになっていくのか。
これを予感させるものとは、こちらであります。
ミラクル・ペーパーコンピュータ--「ペパコン」誕生そうです、shi3zくんが創った、あの「ペパコン」であります。
おそらく、まったく同じコンセプトにして、ジョナサン・アイブはアップルのイノベーションをしかけてくると、いまKAIはこれを強く確信するのであります。 KAI
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