それは、池田信夫先生による、その両者失敗の太鼓判と、これに反しての大成功の結果であります。
すなわち、池田信夫先生が失敗すると太鼓判を押せば押すほど、これが逆説的に100%の成功を保証することになるのであります。
なんだか、まわりくどい言い方になってしまいましたが、なぜそうなるのか、この理路は後日ご説明することにいたしまして、日本維新が大成功するのは、iPhoneが大成功を収めたのと、まったくもって同じ構造をなしているのであります。
かつて、池田信夫先生は、iPhoneをジョブズの大失敗作と酷評なさったのでありますが、結果はご覧のとおりであります。
そして、日本維新の会であります。
「戦略も戦術もない」
こう先生は、書くのであります。
iPhoneが発売された当時の、世間の空気を振り返ればいいのであります。
これがうまくいかないと評価したことごとくの人々が、犯した間違いとは。
iPhoneを、フォン、すなわち、電話であると考えたのであります。しかし、実際は「電話」ではなく、「コンピュータ」であり、しかも「モバイル」であった。ただそれだけのことだったのであります。
これに対する、「日本維新の会」とは。
iPhoneの「電話」に対応するのが、「政党」であります。
「日本維新の会」を「政党」と考えるからおかしくなるのであります。
ここで、みなさんには、ぜひとも思い起こしていただきたいのでありますが、この「維新」とは何かであります。
それは、すなわちわかりやすく申しあげますなら、「革命」であります。「革命」であり、これを実現する「革命政権」であります。
「政党」なんて次元をはるかに超えた、「革命政権」。これこそが、「日本維新の会」の真実の姿なのであります。
「戦略も戦術もない」
確かに、「政党」と考えれば、そうかもしれない。
しかし、これは「革命」であります。
そんな手の内を見せる「革命」なんて、あり得ない。
「道州制」と「消費税の地方税化」、そして「国会議員半減」。「政党」の「仕事」と考えるから、過大すぎるように見えるだけであります。「革命政権」だから、これをやり遂げる必要があるのであります。
1868年、明治維新元年から、144年。いまようやくにして、第二維新が実現する。
これほどに大きな「変革」が、いま起きようとしている。かように考えるならば、iPhoneが起こした「革命」と言う現実を、いまあなたは決して否定することのできない、もうひとつの「現実」に直面することになるのであります。 KAI
(追記)橋下党首は出馬しないと言うのも、もちろんこれは戦略であります。東京1区、断トツのトップ当選であります。ウチダ先生、大阪市長後任なんてまったく心配ご無用。革命政権である以上、伏兵はいくらでもいるのであります。