知性だけが救いだ

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中部電力が受け入れたそうな。

おまけにこんなアンケート結果だそうな。

【問】菅直人内閣を支持するか

支持する32.4%

支持しない62.2%

その他、分からない5.4%

【問】震災対応に問題があるとして“菅降ろし”の声が高まっているが

同調できる43.0%

同調できない51.0%

その他、分からない6.0%
震災への備え「首都機能のバックアップ必要」91%(5月5日調査)

なんと支持率32%!

おまけに、“菅降ろし”同調できない51%!

ほんと、バカばっかりだ!

で、気が付いた。

今回のテーマは、「知」。この飢える「知」、であります。

なぜかこのところ、血(知)に飢えるドラキュラの気持ちが、よくわかるのであります。
「知」のシンクロニシティ

このところ、なぜか「知」を欲してしかたがないのだけれど、そのわけがやっとこさわかったのであります。

そうなんです。あまりにも周りが、「バカ」ばっかしだからだったんであります。「バカ」に汚染された空気の中では、「知性」こそ一服の清涼剤だったんであります。

と言うことで、この汚れた空気を吸ったあとのお口直しに、どうぞ。

部下からの報告を聞いて怒鳴り出すような上司のところには、しだいに不都合な情報は入らなくなる。確実に部下は、そうした上司に対してはできる限り二度と「悪い話」は伝えないように努力することになる。これが、なぜトップは怒鳴ってはいけないのかの理由である。こうした推論からは、あの人にはもう「悪い話」は何も伝わらなくなっているのだろうと思わざるを得ない。
なぜトップは怒鳴ってはいけないのか

なるほどね、自信過剰にもほどがあると思っていたけど、犬(ブタ?バカ?)もおだてりゃ木に登るってえのはこのことでありました。

続いては、こちら。

ベンチャー企業は大概がヤンキー的で、あまりエリートの雰囲気を感じる企業は少ないが、その中ではマッキンゼー出身の南場女史率いるDeNAがなんとなくエリート的だ。儲かるビジネスで冷静に儲ける小賢しさがある。何かにつけて計算高く、ロジカルにものを考えている印象で、行き当たりばったり感や気合で乗り切る感に乏しい。

携帯の無料ゲームサイトとしては後発のグリーに一旦は捲られるも、地道に客単価を吊り上げ、こっそり抜き返したかと思うと、いつの間にか収益的には倍近い差を付けるなど、やることにいちいちソツがない。以前に自社のプラットフォームにゲームを提供する開発会社に対して、優越的な立場を利用し、他プラットフォームへのゲーム提供をやめるように圧力をかけた問題が報じられた時も、南場女史は「あら、国内にライバルなんていたかしら(証拠はあって?)」という風情でシラを切っており、実に嫌味なエリートという感じであった。
日本のベンチャー企業に見られる3つの類型

なーるほど、ヤンキー、エリート、オタクですべて説明できる!すごいっす!

この3分類の圧巻は、こちら。

かくして、菅直人首相の浜岡原発停止要請は、西洋型の「法治国家」の観点からは問題があるとしても、中国型の「徳治国家」のそれとしては、きわめて自然な行為ということになります(もちろん、伝統中国の儒学史が党争に彩られてきたように、原発がどの程度「道徳的」な施設かをめぐっては、存続容認派と反ないし脱原発派とのあいだで、果てしない論争が続くことになるでしょう)。もちろん、ここで「法の支配」のメリットを安易に譲るべきではないとは思いますが、しかし歴史的に見れば「もともと法治国家でなかった国が、その代行モードを村治から徳治に切り替えただけ」ともいえるので、ひょっとすると私たちは法治国家になる西洋化の夢をあきらめて、中国と同様の徳治社会に入ることを覚悟するべき時が来ているのかもしれません。
法治国家をあきらめる? ポスト3.11と中国に似てゆく日本 - 與那覇 潤

法治主義、徳治主義、村治主義のうち、日本のバカ国民は、元から「法治主義」でもなんでもない、ずっと「村治主義」であったものが、いま「徳治主義」への移行過程にある。

不可解きわまりなかった冒頭の中部電力の応諾やアンケートの結果も、こう考えるとすべて説明が付く。

もう、納得の嵐であります。

どうです?胸のもやもや、すっとしません? KAI