人はなぜ「染まる」のか?

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今朝も音を消して絵だけ映っているテレビを見ていて、思った。なんでテレビに出てくるこの民主党の方々は、どいつもこいつもよく似ているんだと。

なんとも言いようのない、能面づら。そう言えばどこかで見たことがあると思ったら、あれだった。小泉以前の、首相の国会答弁とおんなじだった。

オレは責任とりたくないんだ!

そう能面は、申しておるのであります。

組織に染まるって言葉がありますが、これはまさに「染まる」って言葉がぴったしカンカン。

染まるのは、「色」。もちろんその色は、「金色」。

哀しいかな、お金に代わる価値観を、持ち合わせてはいないからであります。

これを代表する、民主党政権。鳩山、小沢、菅、みな金まみれ。菅は比較的違うんじゃないと思う人は、これまた大間違い。

消費税増税はもちろん、TPP。いまや税金と言うお金のことしか頭にない。
正統性問題は続く週末テニス

そして、こんな人まで、「金色」に染まっちゃいました。

 東日本大震災復興策の青写真を検討する政府の「復興構想会議」(議長・五百旗頭(いおきべ)真(まこと)防衛大学校長)は14日、首相官邸で初会合を開いた。五百旗頭氏は会合後の記者会見で「復興に要する経費を考えると国民全体が負担する必要がある」と述べ、復興税創設を検討すべきだとの考えを示した。
復興構想会議初会合 五百旗頭氏「復興税」を提唱

「復興」とは「夢」。しかもこの「夢」、はるか未来の夢ではなく、今の今、被災者の復興はもちろんのこと、これを一緒になって助けるすべての国民がひとつになるために必要な、もっとも重要な「夢」。

それが「金色」とは、まったくもって、ええかげんにせいよ(怒)。

それにしても、五百旗頭(いおきべって、読めないよね^^;)ってこんな立派な人物までも、こんな簡単に人はなぜ染まるのか?

実は、その理由はこれまた簡単なんであります。

それは、人が、「気」の生き物だからであります。織物の生地が色の付いた水で染まるがごとく、人は、「気」の水の中にあっては瞬く間にその「気」の色に染まるのであります。

とは言え、染まらない人がいるのも事実であります。

この違いがどこからくるのかと言えば、これは以前にも書いたことがあると思うのだけど、人は「気」を吸うタイプと「気」を出すタイプに大きく分かれるのであります。もちろん染まるのは「気」を吸うタイプの人であって、「気」を出す人は簡単には染まらない。

「気」を吸われたことのある人には、この「吸われる」と言うなんとも居心地の悪い感覚が理解できるけれど、「気」を吸うタイプの人に、この自分が人の「気」を吸い取っている感覚は、ない。

この「魂をぬかれる」感覚は、人の生きるチカラ、すなわち生命力の源泉に関わる、きわめて重要な能力であります。

生命力とは、自分と言う個体の中にあるのではない。ほとんどの方々はこれを勘違いしている。朝、起きて、さあやるぞと、なんでやる気が出るかと言えば、それは他者との関係が良好であるからであります。これが良好であればあるほど、自分の生命力を感じる。

逆に言えば、人は、他者から生命力を吸い取って生きているとも言えるわけであります。テレビとは、視聴者と言う他者に生命力を吸い取られる、そう言うメディアであるのであります。
テレビとは「意識の中の街の風景」(3)

「気」は、「魂」や「生命力」であります。人は、だからこの引用に書いたとおり、まわりの人から「気」を吸い取って生命力を維持している。では、「気」を出すタイプの人は、その出している「気」すなわち「生命力」をどこから得ているかと言えば、それが「大気」と言う地のエネルギー。

これがいま、「不穏の大気」と化してしまったのであります。

突然欲したように週末、1200キロ、車を飛ばして、実家のある西の田舎まで往復。「大気」の中に戻ってリセット。そう言うことなんであります。 KAI