地震は予知できる週末テニス

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今回の大地震を予知していた人がいる。

 実はこの大震災、『アサヒ芸能』(3・10)がスクープしていた。

 「『NZ型大地震』東京で起きたら死者1万5000人」のなかで、民間で地震予測研究をしている「青松倶楽部」の進村耕喜代表がこう予測。

 〈「最近、東日本で、熱線に地震の前兆が出ており、FM波のノイズも上昇するという観測異常が確認されています。そういったことから予測すると、今年の8月までにM7・5前後の津波を伴う宮城県沖地震が起こる可能性があります」〉 (『WiLL』編集長)
花田紀凱の週刊誌ウオッチング

進村耕喜氏とは、こんな人。

■私の写真です。(東 京体育館で講演を行った時に撮影して頂いたもの。)
地震予知の青松こと、進村耕喜について

こう言った民間の、しかも素人の言説に、聞く耳を持つ専門家はいません。

しかし、もしこれを本気でとりあげ精度を高めて、地震予知に活かしていたとしたら。

地震予知連を始めとした、影響力のある公的機関において、今回の地震をあらかじめ警告することができていたら、間違いなく被災者の数を大幅に軽減できたことは、まず間違いないのであります。

であるとするならば、これで飯を食っている専門家と言われる方々の、国家的犯罪と言って差し支えないと、KAIは考えるのであります。

今回の問題のポイントは、原発問題を含めて、「想定外」であります。

「想定外」を「免罪符」にする言説がちまたあふれていますが、「想定外」だから被爆したり津波で流されても致し方ないなどと、口が腐っても言えないことであると、思い知る必要があるのであります。

それは、この地震予知はもちろん、原発でさえこの津波による危険性の警告があったわけであります。

専門家と言われる方々は、これを「意識的」に、無視してきた。

この結果が、いまのいま、地獄と化した現前の現実なのであります。

実は、話は単純なんであります。

専門家と言われる方々は、実は「想定外」のことは常に起きうることであるとは、よく知っているのであります。単に確率が低いだけで、確率ゼロであるとは誰も思ってはいない。

問題は、それに手を打つかどうか。「想定外」のことが起きたときでも、最悪にならない対策をする。これは、専門家の仕事ではなく、経営者や政治家と言った意志決定権を持つ方々の責任なんであります。

今回の場合であれば、例えば津波。

事前に東海大地震の警戒宣言同様のことが行われていたとしたら、例え想定外の規模であったとしても、避難ルートの確認が行われ、これでどれだけの人々の命を救うことができたか考えるまでもないのであります。

不確かでも、万一空振りになったとしても、その責任を取る政治家が一人でもいたら、万人単位の命が救われることになったのであります。

そして原発。警告があったことは既に述べたとおりでありますが、東電経営者や政治家がすべてこれを無視してきた。レベル5の事故がおこったときにどうするか、これを想定した対策がまるで講じられてこなかった。

被爆と言う被害がひとたび起きれば、これが何十年にも亘り住民に甚大なる影響を及ぼすと言うのに、まるで確率ゼロのようにふるまってきた。

人々は、なぜ高い高い料金を毎月支払ってまで、保険に入るのか。

それは、万一の場合があったとしても、残された家族を守るためであります。

東電経営者や政治家にとって、この守るべき家族とは。

今一度、これを心に重く受けとめていただきたいのであります。

そして、こちらは週末テニス。

心配していたガソリンも、土曜テニスの後、毎朝通る道にあるガソリンスタンドに行って店員に状況を確認すれば、なんの問題もなく満タンOKとのことで、20数台後ろに並ぶことにする。並んでいる間にさっき買ったビッグコミックを読んでいたら、15分もしないうちに順番が来る。

これでいいのであります。リッター制限なんかやるからおかしくなるんであります。

テニスの結果も、土曜、0-6、7-6(7-3)、1-3とタイブレークを制したのが、実に大きい。日曜も、6-2、6-7(3-7)、1-1と、タイブレークを落としたもののナイスゲームに気分がいい。

T中さんが、来る途中事故って厄日だったけど、物損だけですんだのは、これもまた警告と思うとよかったのかもしれないのであります。 KAI