正統性問題は続く週末テニス

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引き続き、正統性問題。

一人一人の力は、まことに弱い。この弱い力を、正統性と言う糸にして一つに束ねれば、たちまち国家をも転覆するだけの力を持っていると言う証拠が、いま目の前のエジプト。

これもまた「自分自身の問題」が持つ強大な力の一つであります。

いかにすれば、この正統性を国民一人一人の自分自身の問題とすることができるのでありましょうか。

(前略)根本をいい加減に思い扱っていると、枝葉末節がおかしくなってくる。どこの国でも国の憲法により、国民生活は守られている。わが国でも戦後の憲法がどうも日本の国にあっていないようで、それがために枝葉末節が乱れてきていることは確かである。国民がもっと国を憂え、将来のこの国の在り方の本(もと)をしっかり見直すべき時期にきているのではないだろうか。

 国会で憲法を見直す議論をし、そして民間では有識者を交えて方向性を立てて、広く国民への関心を呼び起こしてほしいものである。この辺りで強烈な憂国の志士がリーダーシップをとって政界をかき回し、正統な論議のできる場を作れないものだろうか。自分の身心を投じてなされなければならぬ覚悟を、政界の人たちにも持ってもらいたい。
裏千家前家元・千玄室 国の在り方見直すべき時

これは、KAIが常々「背理の病」と言い続けているお話と同じ、まことにもってその通りではありますが、方法としては順序が真逆。

国民一人一人の自分自身の問題にまでたどり着かない限り、決して憲法の議論にはならない。

いま、一番の国民の問題とは、何か。

お金であります。お金が、多い少ない。これが、すべてなんであります。

これはすべて小泉竹中が悪いのであります!?。おまけにアメリカが悪いのであります!?。こんな日本に誰がした。

え?

おかしいでしょう?

陰謀説にとらわれる人の多くは、いまだにお金に執着する。

なぜか。

哀しいかな、お金に代わる価値観を、持ち合わせてはいないからであります。

これを代表する、民主党政権。鳩山、小沢、菅、みな金まみれ。菅は比較的違うんじゃないと思う人は、これまた大間違い。

消費税増税はもちろん、TPP。いまや税金と言うお金のことしか頭にない。

もちろん、自分にお金を持ってきてくれる(守ってくれる)と勝手に期待した方々も、これってひょっとして取られるだけとやっと気づいて支持率下げてはいるけれど、さてこれに替わるどの党がお金を持ってきてくれるか、これしかないんであります。

もう、お金は、どうでもよろしい。

キーポイントは、お金に執着しない人々。

政治に、お金ではない、もっともっと大事な価値観があると、これを求める人々。

そして、これに応えることができる政治家のいる政党。

国民一人一人が自分自身の問題として、これを政治に期待して初めて、この国の政治は
変わる。

まあ、国債暴落、インフレで資産消滅でもないかぎり、ないですね(がっくり)。

とは言えほんのわずかな希望をもとめて、週末テニス。

土曜、2-6、6-1、6-2、0-6、0-1(1-7)。日曜、6-4、0-6、6-4、3-1。やっとこちらは、しばらく見えなくなっていたゲームの感覚が戻ってきた。

大気の流れの中に、あること。これがすべてであります。 KAI