ザックが、やはり、期待通りやってくれました。
アジアカップ決勝、ザックジャパンはオーストラリアを1-0で下して見事優勝。選手経験がないだの、イタリアではもはやどこも招聘するチームはないだの、岡ちゃんの時もそうだけど、なんでマスコミに出たがるやつはこうもあほうなんでしょうか。
これは、韓国戦を前にザック監督が語った言葉であります。「韓国にどうすれば勝てるかではなく、自分がどれだけ成長しているかが問題なのだ」
この言葉は、そのまま選手の胸に響くのであります。選手もインタビューに答えて、「自分たちがいかに成長しているかが大事なんです」と、ザックの言葉をそのまま繰り返す。こんな短期間に、ザックは選手たちの胸に目標とするところをしっかと浸透させてしまったのであります。
(ザックは本物だよ週末テニス)
日本のマスコミは、上に引用したように、ザッケローニのことをまるでわかってはいない。そんな状況で優勝なんかしたもんだから、こきおろすにおろせないさまは、滑稽としか言い様がないのであります。
まあ、マスコミの不徳は、いまに始まったわけではありませんのでほっておいて、この優勝と言う真実は、決して偶然の産物ではないのであります。
今回のキーワードは、「成長」。
「成長」と言う言葉を選手たちに与えることで、今回の「プロジェクト」を選手一人一人の「自分自身の問題」とすることに、ものの見事に成功した結果なのであります。ゲームの最中、実際に戦っている選手だけではなく、強烈なボレーシュートの一撃をはなった李忠成のような控えの選手までもが、ゲームの開始から終わりまで終始ずっと自分自身の問題として考え続けるのであります。
その結果、あらゆるシチュエーションでどう動けばいいか選手一人一人の身体の中から自ずと無意識に答えが出てくる。
かように「自分自身の問題」とは、きわめて強力なんであります。
つまりは、こう言うことなんであります。その問題の中に自身の身体をおき、身体と問題が一つになると、自ずと身体がその問題の答えを教えてくれる
と言うことで、KAIの身体と一体化した週末テニス。
土曜、引き続き負傷欠場のY木さん奥様の代打ウッシーとサコタくんチームに勝てなくて、3-6、4-6、5-6と涙の3連敗。
日曜、6-3、0-6、0-6、4-6とこちらもM田さんの4連勝。まだまだ身体から答えをみいだせないKAIであります。 KAI