やったね!
まったく心配はしてませんでしたが、僅差で勝利しました。ほんとにおめでとう。任期満了に伴う金沢市長選挙は、無所属の新人で、元市議会議員の山野之義氏が初めての当選を果たしました。
金沢市長選挙の開票結果です。▽山野之義(無・新)5万8204票▽山出保(無・現)5万6840票▽黒崎清則(無・新)7370票▽米村照夫(無・新)2244票▽沖野正憲(無・新)2170票。新人の山野氏が、現職の山出氏らを抑えて初めての当選を果たしました。山野氏は金沢市出身の48歳。IT関連企業の社員を経て、平成7年から市議会議員を4期務めました。今回の選挙では、現職の山出氏が全国最多に並ぶ6回目の当選を目指し、「多選」の是非が大きな争点になりました。選挙戦で、山野氏は、自民党の若手の市議会議員らとともに「高齢・多選」の市政運営を批判して、世代交代を前面に掲げた運動を展開し、固定資産税の引き下げやスポーツ施設の整備などを訴えました。そして、いわゆる無党派層のほか、民主党や自民党の支持層から幅広く支持を集め、初めての当選を果たしました。
(金沢市長選 新人の山野氏当選)
それにしてもであります。この僅差。いまだ日本の政治状況が危機的状況にあることを端的に示しているんであります。
この危機的状況との認識、説明し始めるとこのエントリーだけでは終わらなくなりますので、思いっ切り端折って言えば、公的秩序崩壊の危機であります。
公私混同と言う言葉がありますが、いま日本社会で起きているのは公私逆転と言う公的価値観の崩壊であります。本来タブーであった私利私欲が、恥ずかしげもなく「生活第一」の名の下に前面に出てくる。
民主党政権誕生がそうですが、今回のこの市長選挙の結果も、現職の利益誘導をあてにする市民が決して少なくはないことを如実に示すものであります。
誤解しないでいただきたいのは、別にいままで利益誘導ではなかったと言いたいのではないのであります。ずっとずっと大昔から、利益誘導になんら変わりはない。ただこれを臆面もなく公にすることはなかった。公はあくまで社会の利益とは何かが表明されてきたわけです。ところがこの「社会」が「生活」に置き換えられてしまった結果、「生活」と言う「私」が公の顔をして前面に出てきてしまったのであります。
まあこれも夕張のように「公」が破綻して「生活」がなりたたなくなって初めて理解できるんでありますが、いたしかたありません。
山野くんの勝利が、このかすかな望みを繋ぐ兆しにならんことを、KAIは願ってやまないのであります。
そして、こちらも望みを繋ぐ週末テニス。
このところの快調を維持して、天気も良好。土曜、4-6、6-4、1-3。久しぶりにネモトくんから1勝ゲット。日曜、6-3、6-7(3-7)、2-6と惜しくもタイブレークを落として1勝2敗。
ま、これも致し方ない。この1週間まったく散歩ができなかった。朝方雨のせいもあるけれど、なぜかタイミングが合わない。おかげではっきりと脚力が落ちているのがわかる。落ちているのに、無理して短いボールをとろうとするから右足を痛める。右足をカバーすると左の腰痛になる。この痛みの連鎖を感じることを称して、痛快と言うのであります。ほんとか?! KAI