楽しみの金沢市長選

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それにしても次から次へと立て続けに問題が起きるもんであります。もちろんこれらは現在の日本の無能政権と共時的に関係して発生しているのですが、そのお話は次回に譲るとして、今回は今週末投開票が行われる金沢市長選のお話であります。

6選を目指す現職市長は、なんと投票日に79歳になるそうですが、この現職市長に挑むのが、48歳のYくん。このYくん、いまからちょうど20年前、ソフトバンクの広告営業マンとして創業間もない私たちのオフィスにやってきたのであります。

二人は話をするうち意気投合し、彼がなぜ慶應大学、松下政経塾を経てソフトバンクに入社したか、孫正義の高い志に感動して入社したいきさつを話してくれる当時のYくんの姿を、KAIは今でも忘れることができません。

Yくんは、その後ソフトバンクを辞め、故郷の金沢に戻って当初目指した政治家への道を歩み始めたのでした。地元とは言え、ジバン、カンバン、カバンのなに一つない彼が、見事金沢市会議員に当選。

いま目の前に、議員になる前からずっといままで定期的に彼から送られてきた手紙、「タックルレポート」の束が、あります。

そのなかにこんなことが書かれています。

●尊敬する人 嘉納治五郎
       孫正義
●好きな言葉 意志あれば道あり

そうなんであります。「意志」であり「志」であります。誰かが切り拓いた道ではなく、自らが志す道を歩む。もうこれしかないんであります。

共産党以外はオール与党で現職を推す状況を打ち破ることができるのは、これを言葉だけではなく15年間の地道な議員活動の中で実践してきた彼しかいない。

そして思うのであります。今の閉塞した日本の政治状況を変えることができるのは、こう言う「志」を持った政治家しかいないし、国民がこう言う政治家を選ぶかどうかにすべてがかかっているのであります。

その意味で、金沢市長選挙の結果は、これからの日本の政治状況を占う重要な転換点となるのであります。 KAI